新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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紅葉の平ヶ岳 ~ 鷹ノ巣登山口 ピストン 日帰り登山 ~

      2017/04/26

秋も深まる今日この頃。雨飾山に引き続き、秋の百名山に登ってきました。
今回登ったのは平ヶ岳。百名山の中では知名度が低いほうかな?
新潟県と群馬県の県境に位置し、利根川 最奥の源流でもあります。

この山の特徴といえば、コースタイムが11時間20分なのに山小屋やテント場などの宿泊場所がないこと。
つまり、この長距離を日帰りで登らなくてはいけない・・・加えて登山口までのアクセスが悪い!

なかなか悪条件が揃う山ですが、紅葉の山歩きを楽しむことができました~♪PA172538ブログランキング参加中↓ 応援クリックお願いします!!


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<コースタイム>
2015/10/17
鷹ノ巣登山口5:50→下台倉山7:40→台倉山8:25→池ノ岳10:10→山頂10:35→休憩~11:15→玉子石11:50→池ノ岳12:05→台倉山13:20→下台倉山14:05→鷹ノ巣登山口15:10

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平ヶ岳に登る正規ルートは前述の鷹ノ巣登山口からのルートのみですが、麓の銀山平で宿泊すると往復5時間で山頂に着く中ノ岐登山口ルートが使えます。
どういうことかというと、中ノ岐登山口までの林道は麓の旧湯之谷村の入会地で、村が管理のため林道は一般開放していないそうな。ですが銀山平で宿泊すると登山口までマイクロバスで送迎してくれるそうです。
このルートは皇太子が平ヶ岳に登った時に整備されたので、通称プリンスルートと呼ばれています。

なんか納得がいかないけど、自分達は正規ルートをがっつり登ってやります!

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 越後三山 平ヶ岳・巻機山 (登山地図 | マップル)

今回は山友さんにお誘いいただき、車に乗せてもらいました。車を出してくれた けいさん、ありがとう!

東北道を西那須野塩原で降り、栃木県 塩原温泉→福島県 南会津町→桧枝岐村と来て、新潟県の魚沼市に入ったところに鷹ノ巣登山口があります。
関東から行くと尾瀬の向こう側、沼山峠の近くですが、いやぁ遠い・・・
近くには会津駒ケ岳や越後駒ケ岳があるので、今後も何回か来る予定の界隈。

2時半過ぎに駐車場に着いて、5時まで仮眠zzz
今回は寝袋を持ってきたので快眠!5日前の雨飾山でひいた風邪がまだ治ってないですが・・・

駐車場は20台分。6時前でほぼいっぱいでした。
駐車場にはきれいなバイオトイレがあります。ちなみに登山道にはトイレありません・・・コース長いのに・・・
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バスもあります。浦佐駅→奥只見ダム→観光船で尾瀬口船着場→ここ、とかなり時間がかかりますが。。沼山峠からのバスもあります。(要予約)PA172567

登山届を出してスタート!今回は 2名の方と一緒に登ります。PA172472

初めは林道を歩きます。早速 紅葉がキレイです♪PA172565

10分ほど歩くと下台倉沢に出ます。ここは水場になっていて、おいしかったです。
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再び林道を歩き、5分もするとやせ尾根入り口です。ここから山頂まで10.5km。気合入れていきます!
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やせ尾根に出ると一気に視界が開け、紅葉の尾根道が続いています! いい時期にきた~。PA172484

場所によっては幅が50cmぐらいな所も。ゆっくり歩けば大丈夫です。PA172559

6時半になると陽が射してきました。山が燃えあがっています。あちらはこれから歩く稜線。PA172483

ロープもあります。結構段差が大きく、何箇所か苦戦しました。PA172485

紅葉の中、松だけが緑色で際立っています。PA172486

やせ尾根で標高700mを稼ぐので、この区間は急です。この頂上まで行けばまずは稜線に出られます。紅葉の中に登山道が浮かんでます。PA172491

振り返ると歩いてきたやせ尾根が背骨のように浮き上がっています。PA172493

紅葉を見ながら登ること1時間半。稜線の下台倉山に到着。急ぎ目に歩いてはいるものの、一緒に登った二人が早い!
平地と下りは付いていけるんですが、登りが早い。というか2人とも全然息が上がってない!自分は早くもここでバテました(笑)PA172495まだ序盤ですが、標高的にはここまでで半分以上登っています。

ここからしばらくは稜線歩きになります♪面白いことに稜線の右側は松が生えていて、左側は落葉樹が生えていて紅葉しています。風向きとかが影響してるんですかね?
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ちょこちょことアップダウンを繰り返しながら進みます。東側には会津駒ケ岳が広がります。どのピークかはわかりませんが・・・PA172497

ナナカマドも実っています。PA172500

たまに稜線の右側の松が切れるところがあって、目指す平ヶ岳山頂を捕捉出来ます。右が池ノ岳で、左が平ヶ岳。まだまだ遠いなぁ(笑)PA172498

下台倉山から45分、台倉山に到着。三等三角点があるだけです。PA172499

ここで稜線は終わりで、樹林帯に突入します。尾瀬っぽい木道も出てきます。
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すぐに台倉清水に着きましたが、涸れてました。PA172502

そして白沢清水に到着。省略してますが、ここまで木動と泥道をもくもくと歩きましたよ。。
けど同行者と話しながら歩けたのでつらくはなかったです!PA172504

水場は残念ながら落ち葉まみれ。PA172505

白沢清水を過ぎると樹が減り、笹が生い茂ってきます。雪が沢山降るからでしょうね~。ここから最後の登り。PA172506

バテバテなので写真を撮りつつ、休み休み登ります。
北側を見ると奥只見湖が見えました。奥には雲海が見えますね~。更にその奥は会津朝日岳かな?PA172509

上部になるにつれ砂状の道になります。PA172511

ようやく登りの終わり 池ノ岳頂上が見えてきました。白沢清水からの標高差は400mほど。PA172510

池ノ岳の隣にある平ヶ岳を見ると・・・ガスの中orz ぽつぽつと小雨も降ってきました。PA172512

白沢清水から1時間で池ノ岳に到着。登りはほぼここで終わりです!PA172513

山頂は湿原になっていて、姫池など池塘が広がります。山頂なのにこの池の水はどこから湧いてくるのでしょうか??PA172515デッキがテントを数張り張るのにちょうどいい広さでした。

ここからは主に木道歩きになります♪ 晴れてたら気持ちいいんだろうなぁ。
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標識を曲がると三角点です。PA172521

二等三角点は森の中です(笑) 大菩薩嶺みたいですね。PA172523

ここが山頂のように思えますが実は違うそうです(笑)
さきほどの標識をまっすぐ進むと、アンテナがあります。なんのアンテナかな?
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木道はアンテナの少し先で終わりです。昔はこの先 剱ヶ倉山まで縦走路があったそうです。
そして実はここが平ヶ岳山頂らしいです。確実にさっきの三角点より高いですからね・・・PA172529

三角点分岐まで戻ってお昼休憩!疲れた~ここから帰らなきゃいけないのかー誰かここに小屋建てて!って話をしてました。リアルに儲かりそうですよwPA172522

お昼にお湯を沸かしてパスタを茹でたり、ウィンナーを焼いたりしたのですが、今回からフライパンの蓋を導入!
パール金属 シンプル・ウェア アルマイト加工 フライパンカバー18~22cm用
寒い季節は蓋があるとお湯が沸くのが早いし、火の通りもいいです。アルミ製だと軽いので、オススメです!

休憩後、平ヶ岳のもうひとつの見所 玉子石に向かいます。姫ノ池に戻る途中に近道があります。PA172518

この辺に来て晴れてきました。やっぱり山はこうでないと~。目指す玉子石はあの稜線の先です。PA172533

稜線まで登るのですが、途中に水場がありました。ここは沢が流れているので、涸れることはなさそうです。
そしてその前のデッキには明らかに幕営した跡が・・・PA172535

平ヶ岳山頂を振り返るとガスが取れていました。山頂が平らだったり、池塘が広がっていたり面白い山です。PA172538

山頂から35分で玉子石に到着。落ちそうで落ちない石です。晴れていれば池塘のバックに中ノ岳なんかが広がってる景色が見れるはずですが、残念!PA172539

さて、目的も果たしたので下山します!帰りの姫ノ池では少し晴れ間が覗きました。今回は雨が降らなかっただけよしとしよう!
PA172543

池ノだけから少し下ると、ガスの下に出ます。標高2,000mより上だけガスってたみたい。。
7月に登った燧ケ岳もキレイに見えました♪ また花の時期に行きたいです。PA172551

帰りは同じルートなので省略~。

結局、休憩時間を入れてもコースタイムの7割ほどで行程を終えました!
帰りが長くてつらかった!

帰りは15人ぐらいテント泊装備の人とすれ違いました。
平ヶ岳はテント泊禁止なのですが、野営をする場合は木道を利用するようにHPに書いてあったり、かなりグレーな感じです。
この山にはトイレがないですが、泊まりの人は全員ちゃんと携帯トイレを持参しているのでしょうか?
テント泊したいなら、公式に認められているところでしたらいいのにな、と思いました。自然を大切に!


愚痴ってしまいましたが、平ヶ岳は噂通り長時間のタフなコースでした。
標高が低いので登るなら春か秋がオススメ。今回は序盤の燃えるような紅葉が印象的でした。
PA172558

いつかは登らなくちゃいけない山だったので、今回提案してくれた けいさんと 同行してくれた吉岡さんには感謝!

もう山の上は秋も終わりに近づき、冬間近。
あと2回ぐらいは冬シーズン前に登りたいなと考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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