新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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女峰山 日光連山の母 ~ 霧降高原 ピストン 日帰り登山 ~

      2018/06/18

6月の第一土曜日に、日光の女峰山に登ってきました~。

日光には男体山を始めとした日光表連山が聳えます。
ポコポコと山が立ち並び、各山には さながら家族のような名前が付けられています。
お父さんの男体山、お母さんの女峰山、長女・次女が大真名子山・小真名子山、そして長男が太郎山。

この中だと普通は男体山から登るんでしょうが、自分は今回の女峰山が日光ファミリーの第1座目となりました(笑)
男体山は100名山の最後に登ろうと取っておいてるんです!

女峰山はお母さん的な優しい山かと思いきや、脆い山質でアップダウンの激しい山です。
その脆い山質のため、氷瀑で有名な雲竜渓谷が刻まれています。2月に行ったばかりなので4か月ぶりの再訪です。

なかなか疲れる行程だけども、山頂は360度展望が開ける登り応えのある山でした~。

「母を求めて山登り 女峰山」

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<コースタイム>
2018/5/20
霧降高原5:25→赤薙山6:50→独標8:20→女峰山9:25→休憩~10:00→霧降高原13:00

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1.ルート

女峰山はいくつか登山道がありますが、どこも山頂からは遠くコースタイムは10時間を超えます。さすが修験の山。
最も登られているのが今回歩いた霧降高原からの道。それでも累積標高が1,500mぐらいなので、楽ではない道です。
おまけにガレた場所や細い場所もあったり、なかなかスピードが出ないので時間がかかります。危険個所はないんですけどね。

他には二荒山神社から登る道、大真名子山・小真名子山を通り男体山へ登るルートもあります。どこも長いルートだけども。

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 日光 白根山・男体山 (山と高原地図 13)

 

2.山行記録

前日の23時に環八で拾ってもらい、東北道自動車道経由で日光へ向かいます。
途中、日光口PAで2時間半だけ車中泊zzz起きてみるとこれから登る女峰山が見えました。右のピークが赤薙山かな?ギザギザしてる稜線です。
あそこを歩くのは骨が折れそうだなぁ。

5時に霧降高原の駐車場に到着。既に15台ほど車が停まっていました。思ってたよりも人気あるのね。
レストハウスはまだ空いていないので、駐車場のトイレで用を足します。

準備をしたら登山開始!
まずは霧降高原名物、1445段の階段を登ります。(写真が曇ってるけど、これは帰りに撮ったもの)

100段おきに看板が付けられています。うーん、見ない方が気が楽かも。途中で まだこんだけ…って思ってしまった。

階段が敷かれている場所は元スキー場だそう。定期的に草木を刈っていたらニッコウキスゲが咲き乱れる草原となったそうな。いまでも木が生えてこないように刈払いしているそうです。…自然保全的にそれでいいのだろうか。

角度によってはトリックアートのように見えます。普通に歩けるのでご安心を。

階段脇にはツツジが咲いていました。ニッコウキスゲはまだ咲いてませんでした。

半分過ぎると、700段続く天空回廊が現れます。果てない…

歩幅が合わずどうにもペースが上がらない…

30分かけて階段を登り切りました。…既に足にきてるぜぃ。登り切った所には展望台と鹿よけの回転扉が設置されてました。

回転扉を抜けると小丸山の標識。まずは目の前のピーク赤薙山を目指します。女峰山はあの頂の遥か先。

この辺りはいくつも踏み跡がありますが、どれを辿っても大丈夫。気持ちいい笹原が広がっています。

稜線からは微かに富士山が見えました。この距離でも見えるんですね~。朝はよく空が澄んでいました。

この辺りにはコイワザクラが咲いていました。もう数週間すれば花の季節ですね。つい最近まで雪山登ってた気がするけど、季節が流れるのが早い。

振り向けば雲海が見えます。雲海と言うより雲の川ですね。
この日は午後から曇る予報なので、早めに山頂に着きたいところ。

笹原を登りきると樹林帯の中へ突入。

樹林の中ではシロヤシオが咲いています。ツツジはもう終わりですね~。

赤薙山を巻く道との分岐が出てきますが、巻いて合流する場所がほぼ山頂なので巻かずに行きましょう!

標高差700m登り赤薙山に到着~。ここまで1時間半なのでいいペース。山頂は神社があるだけで、展望はありません。
ここから残り標高差500m弱なので楽勝~と思ったけど、ここからが長かった。

ここから先、所々木の隙間から展望が得られます。女峰山(真ん中のピーク)も見えてきます。…遠いぞ。

山頂まで距離があるけども、アップダウンがありなかなかスピードが出ない。地味に疲れる道です。

そんな時は花を愛でながら進みます。良く咲いていたのがイワカガミ。白いこれもイワカガミですよね??

群生地もあったり、この日はよく見かけました。

もうすぐ花の時期ですね~。

40分弱歩いて奥社跡に到着。昔はここに社があったのかな?パン休憩をして再び歩きます。ここを歩く人は健脚の方が多く、皆さん歩くのが早い!我々も遅くはないはずですが、前後の方と差は詰まらずでした。

開けた稜線上ではシャクナゲがチラホラ咲いていました。満開はあと2週間ぐらい先かなぁ。

春の名残の桜もちょろっと咲いてました。

写真を撮り忘れましたが、独標を過ぎると一度大きく下ります。ご覧のようにガレた箇所も多く、崩壊が進む山であることを認識します。

ちなみに冬に麓の雲竜渓谷から見た女峰山はこんな感じ。山が脆く崩落してるのがわかると思います。この日はこのとげとげの稜線を歩いてたんですな。

独標から少し登り返すと、このコース唯一の水場への分岐。

数十mで着くので寄ってみました。枯れることありと地図に書いてますが、水量は十分ありました。前日が雨だったので、そんなに美味しくはなかったです(笑)

山頂に近づくにつれ、木が減り景色が開けてきます。ようやく山頂の様子が見える距離になりました。

北側を見ると雪を被った稜線が見えます。会津駒ヶ岳かな?まだ雪があるんですね~。

ラスト近くになるとガレた岩場が現れます。もう何度目のピークかわからないぐらい、ここまでアップダウンを繰返してきたよ。

ロープもあったりします。こちらは下りで使いました。

岩場を過ぎればようやく最後の登りに取り掛かれます。ここの稜線歩きは気持ちよかった~。

振返れば山肌がガッツリ抉れています。現在進行形で崩落してるんでしょうね。

山頂直下には雪が残ってました。5月中旬過ぎればアイゼンは不要な模様。

歩くこと4時間、女峰山山頂に到着~。ようやく日光のお母さんに会えました!なかなか遠かったぜぃ。思った以上にアップダウンがあって疲れました。

大変な道だったけど、山頂から見える景色は格別!!
日光ファミリーお父さんの男体山が至近距離(一番左)。その手前には娘の大真名子山と小真名子山。
こっちから見ると男体山はあまり高く見えませんね。実は男体山は女峰山よりわずか3m高いだけです(笑)女峰山から男体山まで娘たちを越えて歩く道がありますが、これはきつそうだ。

長男の太郎山は少し外れていて小真名子山の後ろにあります。更に奥には日光白根山が見えます。

12月に日光白根山に登った時に見えた日光連山がこちら。西側から見ると女峰山が一番奥に見えますね。

北を見ると燧ヶ岳が見えます。その左は平ヶ岳。右の山は荒沢岳かな?新潟の山はまだまだ雪が豊富ですね。

燧ヶ岳の東には会津駒ケ岳。稜線が真っ白です。ピークハントしただけなので、また歩きにいきたいなぁ。

更に奥には飯豊山も微かに見えました。7月に予定していますが、予定通り行けるのか…最近よく山が流れるんですよね…天気のせいで。

燧ヶ岳の西には至仏山。ピラミダルな白いピークがそれ。4月に登った時に女峰山が見えてたのね。

東側には歩いてきた稜線が連なります。見た目以上にアップダウンしてました。

最後に360度画像で山頂の様子をどうぞ。見ての通り、あまり広い山頂ではありません。10人ぐらいで一杯かなぁ。

女峰山山頂 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ところで女峰山と聞いて皆さん何を思い浮かべますか??やはりイチゴでしょう!小さい頃イチゴと言えば女峰でした。
いつの間にか見なくなりましたね。ということで、イチゴは持ってこれなかったので、山友さんが持ってたイチゴのお菓子で記念撮影(笑)調べたら女峰山からイチゴの名前を取ったそうです。ギザギザしててイチゴっぽくないけどw

30分ほど休憩したら来た道を戻り下山します。行きにアップダウンが多かったということは帰りも同じくということで。。登りあるいは下り一辺倒の道がいいなぁ。実際の標高差以上に疲れた一日でした。

下る時に結構な数な人とすれ違いました。聞いてみると女峰山から東照宮方面へ少し下ったとこにある唐沢避難小屋で泊まるそう。往復でコースタイムが10時間なので、1泊したほうが程よいかもしれません。泊まり装備の人が15人ぐらいはいた気がします。意外に人気なのね。

下りは同じ道なので省略~。ラストの階段は上から見るとかなりの高度感。最初にこの階段は精神的にキツかった!

下りは3時間で降りてきました。もうちょっと巻けるかなと思ったけど、赤薙山までの道が歩きづらくスピードが出なかったです。

その後、お風呂は雲竜渓谷の帰りにも寄った「ほの香」へ。小さいお風呂だけど温めで入りやすいお風呂です。(写真を撮り忘れたので、写真は雲竜渓谷の時の写真です)

そして、今市店の正嗣で餃子を食べて帰りました~。15時に着いたけど並んでたよ。どんだけ人気なんだ?!

 

3.あとがき

登る前から手強いと聞いていた女峰山。
実際登ってみると確かに手ごわかったけど、それなりに楽しめて登れました。
道中、展望がなかなか開けないので、樹林帯が嫌いな人はちと辛いかもしれません。

山頂からの展望がよく、コースタイムが短ければもっと人気が出るのになぁと思ったり。
そのおかげで人が少ないのがいいのかな?!

次は太郎山に登りたくなりました!日光はアクセスしやすいのがいいですよね~。

 

4.装備/持ち物

ウェア
種類 持ち物 使用
シャツ 白馬小屋で購入したシャツ
ソフトシェル パーカ mont-bell ノマドパーカ
ソフトシェル パンツ mont-bell フリーライドパンツ
ダウン mont-bell スペリオダウンパーカ
雨具 mont-bell ドライテック レインウエア
靴下 mont-bell WIC.ウォーキング ソックス
帽子 montbell フィッシングハット
ギア/道具/食べ物etc
種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
夏靴 mont-bell アルパインクルーザー 2500
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ Xperia GX SO-04DVAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
ツェルト mont-bell ライトツェルト
食料 菓子パン・ナッツ
飲み物 アクエリアス2L・水500ml
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 日光 白根山・男体山 (山と高原地図 13)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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