新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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吹雪の谷川岳 ~ 天神尾根 ピストン日帰り 雪山登山~

      2017/04/26

2月最初の週末に谷川岳に登ってきました~。

数ヶ月前から山友さんにお誘いを受け、この冬山シーズンの総決算として谷川岳に登ることとしてました。

その前に蓼科山北横岳と登り着々と経験を積むものの、やはり谷川岳は数段上の山かなと思いビビリながら登ることに。。

4年ぶりとなる厳冬期の谷川岳は、以前とはまったく違う厳しい表情を見せてくれました。PC052907

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<コースタイム>
2016/2/7
天神平駅9:15→熊穴沢避難小屋10:30→天狗のトマリ場11:00→ザンゲ岩11:15→トマの耳12:10→肩の小屋12:20→休憩~12:35→熊穴沢避難小屋13:20→天神平駅14:20

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谷川岳は4年前の10月に登ったことがあります。その時は山頂だけ雲の中で、展望は望めず・・・
谷川岳のエリアは天気がなかなか安定しないんですよね。いつも高速から見ると雲を被ってる気がします。

さて、旅の出発は0時の東京駅から。
山友さんに車を出していただき、関越道で谷川岳ロープウェイを目指します。

4時間ほどで到着。駐車場は屋根つきで24時間出入りできます。P2073700

3時間ほど車中泊して、準備。外を見ると横殴りにふぶいてる・・・orz
冬山は準備している時が一番テンションが低くなりませんか?!。寒いからそのまま帰りたくなったり(笑) 歩き始めたら楽しくて仕方ないんですけどね!

今回はロープウェイで天神平まで上がり、天神尾根を歩いて山頂までピストンする計画です。

使用した地図はこちら↓
山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山 (登山地図 | マップル)

ロープウェイ乗り場は駐車場の上。8時半から運行開始です。ボーダーが多いですな。
モンベルカードで100円引きなので、華麗に提示しておきました。P2073701

夏は行列のロープウェイも待たずに乗れました。P2073702

山頂駅を出ると、真っ白!雪たっぷりでスノボが楽しそう。
この時点では風はないので、予定通り進みます。P2073704

天気の変わりやすい谷川岳なので、荒天になることも想定して、今回からバラクラバを導入しました♪
モンベル(mont‐bell) スーパーメリノウール バラクラバ ブラック BK M/L

風に吹かれても痛くならないし、何よりも顔が暖かいのでバラクラバいいですよ~。銀行強盗のような見た目に抵抗があるかもしれませんが、効果は絶大!
このバラクラバは、簡単に口だけ出したり顎まで下げたりと、歩きながらでも微調整ができます。冬山は汗をかかないことが鉄則ですからここ大事!
逆に急に風に吹かれたときはさっと鼻まで引き上げられるので、非常に使い勝手がいいです。

おそらく毎回被って歩くことになりそう(笑) 買って大正解でした!

さて、山頂駅でアイゼンとバラクラバを装着して、登り始めます。
はじめはスキー場の脇を登っていきます。前に団体さんもいるし、トレースは期待できそう(笑)
P2073705ここがかなりの急坂でした。雪山の歩き方に慣れていない最序盤だったこともあり、全工程で一番きついとこでした。

夏道とは異なり、冬道は天神峠のほうへ進みます。
リフトの終点が天神峠。同じぐらいの高さまで登ったら、北に進路を変えます。P2073764

ちょうどバックカントリーをしようとするボーダーがいました。P2073707

ここから標高差80mほど下り、いくつか小ピークを越えていきます。P2073708

1箇所ふかふかの急登があり、同行者の方がズルズルと滑って苦戦してました。
新雪の歩き方は難しいです。慣れないとなー。P2073712

出発から1時間15分で熊穴沢避難小屋に到着。夏道だと巻道を通ってここまで40分ほどで来れるんですが、冬ルートだと倍かかりました。
小屋はすっかり雪に埋もれています。積雪は2mぐらいですね。入り口だけ掘り返されてましたけど、中に入れるのかな??P2073714

さてここから山頂までは標高差500mほど。天神尾根を登っていきます。登り返しはもうないので、俄然やる気が出てくる!P2073715

上空は分厚い雲。午後から徐々に良くなる予報なのですが。。P2073716

30分ほどで天狗のトマリ場を通過。沼田山岳会の方たちが赤テープを刺してくれるおかげで、迷わず登ることができます。P2073718

標高を上げていくと、段々 風・雪ともに強くなってきました。ただの樹ですが、吹雪の中だと凛とした姿に見えます。P2073746

何回か冬山に登っていて気付いたんですが、冬の山は音がなく とても心が落ち着きます。
寂しいとかではなく、無心になって歩くことができます。

続いてザンゲ岩を通過。P2073720

雪深いですが、さすが人気の山だけあって道は踏み固められています。ですが、少し踏み外すとひざ上まで埋まります。P2073723

肩の小屋手前から横殴りの猛吹雪になってきました。時たま強くふぶかれ、3m先も見えない状態。
ふぶかれると進めなくなるので、いつの間にやら数珠繋ぎ状態に。
P2073727こんなコンディションですが、トータル40人ぐらいの登山者がいたと思います。みんな物好きですね(笑)
バラクラバを被っていたので、顔が痛くなることはありませんでした。買ってよかった!
目の周りだけ素肌が出ていて痛かったので、次回からはサングラスを持っていかないと・・・

肩の小屋付近で西黒尾根からのルートと合流。道標もまっしろけです。
もうちょっとで山頂なので小屋で休憩せずそのまま目指します。P2073736

歩き始めて3時間弱でトマの耳に到着!肩の小屋からここまでが一番荒れた天候でした。
じっとしていられる状況ではないので、写真を撮ったらそそくさと小屋に退避します。P2073731

考えることはみんな一緒なようで、小屋は大混雑!座る隙間もないほどです。P2073741

中でパンを食べていると・・・わんこ?! もふりたい。。
飼い主さんは毎回犬と一緒に登っているそうです。寒くないのかな?って思ったけど、南極に行くぐらいだから大丈夫なのかな。P2073740

ゆっくり休憩していると体が冷え切ってしまうので、すぐに下山開始!
小屋を出てみるとホワイトアウトしていて、最初降りる方向を間違えました・・・
おかしいと思い、視界が晴れるまで待機。改めて赤テープを目指して下山しました。P2073742

展望はないですが、しんしんと降りしきる静かな山の中を歩くのは楽しい♪ 雪山もはまりそう(笑)P2073748

帰りも同じ道なので省略ー。
1箇所、写真の箇所が雪が薄く かつ 滑りやすいので要注意。P2073758

帰りは2時間弱で下山できましたー。P2073770

下山後の温泉は鈴森の湯へ。ぬるめのお湯でゆっくりできました~。スキー客で結構混んでました。P2073771

帰りに水上ICへ向かう途中で一枚。結局この日は1日中 雲の中でした。PC052907


山頂直下ではふぶかれ厳しいコンディションでしたが、不思議と辛くなかったです。むしろ楽しいぐらい。

しかしながら、途中で引き返すグループもいたので、こういう日は撤退も視野に入れて登らなきゃなぁと思いました。
たまたま今回は登れるコンディションだっただけですからね・・・気を引き締めねば!

次の山行は晴れて欲しい!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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