新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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登山靴の紹介とソールの張り替えについて ギア編 Part.1 ~ 登山道具 軽アイゼン スパッツ ~

      2018/02/07

テント泊装備について記事を書いたところ、思った以上に評判がよかったので、続いて登山道具について紹介していきたいと思います!

初めのうちはありものの道具で山に行くと思いますが、段々山にはまると色々なものが欲しくなってきますよね。
休憩中に隣でお湯沸かしてカップラーメン食べているのを見て、バーナーが欲しくなったりとか(僕ですw)。

それほど道具にこだわる方ではないですが、山登りを始めて数年 自分が買ってよかった道具・これから欲しい道具を中心に、山を始めたばかりの方・これから道具を買おうとしている方向けに、書いていきます。

第一弾は登山の必需品 登山靴などフットウェア(軽アイゼン・スパッツ)について~。

※ウルトラライト登山やトレラン用装備ではなく、一般的な登山装備について記します。

1.登山靴

まずは最重要な道具、登山靴から。
登山道は舗装路とは異なり、凹凸があったり、鋭利な石があったり、傾斜があったり・・・
なので、悪路を歩くためにはソール(靴底)が固い靴がオススメ。ソールが柔らかいと歩いているときにソールが曲がることがあり、結果 足首をひねって捻挫することになりかねません。
自分もスニーカーで筑波山を登って、かなりしんどかったです・・・

富士山に登った時に半袖・スニーカーで歩いている外人もいましたが、、止めましょう。DSCN8468

登山靴を選ぶときの基準ですが、素材・防水性能・足型・形状が重要です。

・素材

おおまかにナイロン製・革製・ナイロン/革を縫い合わせた靴があります。
ナイロン製は柔らかく革靴よりも軽いので、初めて履いた時からフィットし履きやすいのが特徴。
ナイロンなのでカラフルで色んなデザインの種類があるのも特徴。
登山を始めて一足目にナイロン製の登山靴を買う人が多いですね~。
自分もその口で、石井スポーツでAKUの靴を買いました。山でAKUの靴見ると石井で勧められて買ったんだなぁと思います(笑)

家族が履いているのはこちら↓
今後も登山を続けるか分からない段階では、十分でしょう!登山が続きそうなら、履きつぶしていいやつを買いましょう♪

Caravan トレッキングシューズ C1-02S

一方、革靴のいいところは耐久性があるところ。多少ハードな使い方をしても、キチンと手入れすれば経時劣化しにくいです。
使い始めは革が固く足の形にフィットしないので、靴擦れになることも・・・
ですが、しばらく使っていると自分の足の形に合ってくるので、履き心地が抜群に!

一足目にナイロン製の靴を買って、数年で履き潰した後 登山を続けるようなら革靴を買うといいんじゃないでしょうか?!

こちら↓が自分がいま履いている靴。至仏山に行った時に初めて履いたのですが、足首の部分が擦れて歩けないぐらい痛かった・・・
いまではジャストフィットで履き心地 抜群です♪ 表銀座を縦走しても靴擦れになったりしません。

mont-bell アルパインクルーザー 2500

欲を言えばもうワンサイズ大きいのを買えばよかったかな・・・アウトレットで安く買ったもんで、希望のサイズがなかったんです。
そろそろソールが削れてきたので、張り替えようかなと思ってます。

・防水性能

登山中に足が濡れると不快ですし、足が冷えて歩けなくなることも。なので防水性は大事です。
基本的に最近の登山靴はGORE-TEXを使っているので、問題ないと思います。

タンなどの擦りやすい所は防水性能が落ちやすいので、防水スプレーをするといいです。
自分が使っているのはこちら↓ 通勤用の革靴にも使ってます。
Collonil ウォーターストップ


・足型

メーカーによって使っている足型が異なるので、結構靴の形状は異なります。

一般的にですが、日本人は足幅が大きく・甲が高い、欧米人は足幅が狭く・甲が低いです。
個人差もかなり大きいので、初めての場合は必ず店員さんに足の形を見てもらってから靴を選びましょう。

正直、店舗内で10分履いて歩いてみたところでわからないと思います。サイズがあってるかぐらいはわかりますが。
自分の足の形に合ったメーカーを探すのが大事です。
試着の際は普段履いている登山用靴下を忘れずに!

左右で足の形が違う場合や、買った後にどうにも靴が合わない場合は、インソールを入れましょう。必ず下りで膝が痛くなる山友さんが使っているのがこちら↓
入れてからだいぶ痛みが軽減されたそうです。

SUPERFEET トリムフィット グリーン

・形状

最後に足首のカットの形状について。
くるぶしまでのローカットから、脛近くまで覆うハイカットまで様々あります。

ハイカットだと足首含めがっちり固定するので、凹凸があるようなハードな道でも足首への負担を減らしてくれます。捻挫も予防できます。多少の川ならそのまま突っ込んでいけます(笑) 積雪期は雪が入り込むので絶対ハイカットですね。

自分が積雪期に使っているのがこちら
モンベル アルパインクルーザー3000

一方ローカットだと軽いので、整備された登山道を歩くときや、スピードを出したい時に向いています。足首が固定されていないので、初めての人でも歩きやすいです。

例えば、初心者向きて言われている丹沢の大倉尾根でも、結構な傾斜があったり凹凸があったりするので、履きなれたハイカットの登山靴が一足あると、どんな時でも対応できていいかなと思います。

自分はハイカットに慣れてしまっているので、積雪期以外は↓の靴です。重いとも思わないので、家からずっと履いていきます。
mont-bell アルパインクルーザー 2500

さすがに冬靴は重たいので、登山口までスニーカーで行きます(笑)

・ソールの張り替え 17/5/17追記

2014年7月に購入したアルパインクルーザー 2500ですが、ソールがだいぶ磨り減ってきたのでソール交換をしました。

数えてみたら山で履いた日数79日。
ソールの凹凸が磨り減ってきたり、サイドのラバーが剥がれかけてました。
何となく滑るようになったのと、あとラバーの隙間から浸水するのが怖いので張り替えることにしました。

モンベル店舗に持ち込み店員さんに相談すると、結構使い込んでますね、とお褒めの言葉をいただきました(笑)
(メンテが適当とも言う。。)
やはりソールの減り具合やラバーの欠け具合から、そろそろ張り替え時期とのこと。
店舗では張り替えに1ヶ月ぐらいかかるかもと言われましたが、実際は依頼から2週間で手元に戻りました。思ってたよりも早かったです。
もう1回は張り替えても十分使えるそうです。それ以上はアッパーが先にダメになりそうとのこと。

こちらが貼り替え後の靴。

もともとVibramソールが張られていましたが在庫がないので、現行のアルパインクルーザーで採用されているトレールグリッパーに張り替えとなりました。
モンベル独自のソールで、ビブラムソールよりグリップ力が強いらしいです。(キーパーツを内製化してコストダウンされてますな。)
使用感は後日アップしたいと思います。

アッパーの形も現行とは違うので、サイドのデザインがフィットしてない感じですが、まぁしょうがない。
足型があった靴が継続して履けるだけでありがたいです。

自分の周りではあまり履いている人がいないモンベルの登山靴ですが、こういうメンテの時なんかは直営店が沢山あり公式のサポートが充実しているので安心です。
何より安いし・サービス対応が素晴らしい!(回し者ではありません。)

 

2.軽アイゼン

靴について書いたので続きで軽アイゼンについて書きます。

夏場はアイゼンなんて不要と思われるかもしれませんが、コースによっては必要です。
例えば8月の白馬北海道 羅臼岳では実際に使いましたし、9月に槍ヶ岳から上高地に降りるときも途中に雪渓があってアイゼンなくて焦りました。他にも2月の金時山や愛鷹山で凍結した道に出くわしたことがあります。
ですので、高山でなくても11月~4月は山によっては持って行くことをオススメします。緊急用と思って迷ったら持って行きましょう。

アイゼンは4本歯から12本歯までありますが、今回は6本歯までの前歯のない軽アイゼンについて書きます。
冬山装備はまた別の機会にー。

12本歯や10本歯アイゼンがあればどんな状況でも対応できますが、そういったアイゼンが装着できない靴の場合に軽アイゼンの出番です。ちょっとだけスポット的に使うのが軽アイゼンです。

自分が使っているのがこちら↓ 。紐タイプですが、一度紐の長さを決めてセットしておけば、バックルに順番に通すだけなので片方30秒かからず装着することができます。
モンベル スノースパイク6

白馬の大雪渓もこの6本歯アイゼンで登りました。
雪が締まっていて傾斜がゆるくて凍っていなければ、前爪がない6本歯でも十分歩けます。P8091275

4本歯は足の真ん中にしか歯がないので歩きづらいと思います。買うなら6本歯でしょう。
チェーンスパイクもいいみたいですね~。さっとつけられるのが魅力。何年かするとゴムが劣化しそうではありますが、結構履いている人を見かけます。

モンベル チェーンスパイク

3.スパッツ(ゲイター)

最後にスパッツについて。

一般的にスパッツと言うと、ぴったり脚にフィットするタイツのようなものをイメージしますが、登山用品では靴に小石や雨が入るのを防いだり、ズボンに泥が付くのを防ぐために足元に着用します。
ゲイターとも言いますねー。

冬山では雪が靴に入るのを防ぐため、必須アイテムです。
冬の蓼科山にて
P1163563

用途によって長さが異なります。また材質も重要です。

・長さ

冬山では積雪があると膝下まで踏み抜くことがざらです。なので、雪が靴に入らぬようスパッツの着用が必須。
自分が冬に使っているのがこちら。膝丈のロングスパッツです。
mont-bell GORE-TEX アルパイン スパッツ

一方、冬山以外では泥除けや小石が靴に入るのを防ぐために、ショートスパッツをつける方が多いです。
GORE-TEXライトスパッツショート

個人的には、ショートスパッツは不要ではないかと思います。ズボンが汚れたら帰ってから洗えばいいし、車で行く時は下山後に履き替えるし、自分は必要性を感じません。。。みんな何で着けてるんだろう??

・材質

ズボンの上からつけるので、透湿性がないと蒸れます。ですので、高くてもゴアテックスのものを買いましょう!


初回の今回は登山靴などフットウェアについて紹介してみました。

特に登山靴は人によって合う合わないがあるので、自分に合うメーカーを探すのが重要。
やはり合う靴で歩くと疲労度合いが全く違います。色々試してみてください!

ザックやバーナーやフライパンなど、まだまだ紹介した道具は色々とあるので、次回に続きます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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