甲斐駒ケ岳 ~ 長衛小屋 → 山頂 → 北沢峠 長衛小屋 テント泊登山 1日目 ~
2017/04/27
シルバーウィークの後半2日で、甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ってきました~。
この2座は北沢峠を挟んで鎮座するため、峠に宿をとれば2日で2座制覇することが出来ます。
自分は長衛小屋でテント泊し、初日に甲斐駒ケ岳、翌日に仙丈ケ岳に登ってきました~。
甲斐駒ケ岳は去年も北沢峠まで来たのですが、天気が悪くて登れず・・・
今回は無事にリベンジすることが出来ました!
まずは初日 甲斐駒ケ岳の記録から~♪
<コースタイム>
2015/9/22
長衛小屋8:40→仙水小屋9:10→仙水峠9:45→駒津峰11:15→山頂13:10→昼休み~13:55→駒津峰15:00→双児山15:35→北沢峠16:35→長衛小屋16:45
今年の9月は5連休がありましたが、登山に行くのを決めたのが連休に入ってから。無論、すでに立山や上高地などに向かうバスは満席・・・レンタカーも取れない・・・
そこで、前々から暖めておいたプランを発動!
電車とバスで北沢峠に向かい そこにベースキャンプを張り、甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳を登ることとしました!
どちらの山もコースタイムは7時間半ほど。
前日に甲府入りして始発のバスに乗らないと、初日にベースキャンプまで戻ってくるのは厳しいです。
まずは広河原行きの始発バスが出る甲府駅に、前日の終電で向かいます。
0時前に甲府駅に到着、ロータリー前の居酒屋で時間を潰します。駅前に漫画喫茶でもあれば寝れるのですが・・・ない。。
居酒屋からロータリーの様子を伺ってると、4時ごろから登山者が集まってきました。
どうやら皆さん駅前のホテルに前泊してたみたい。。自分も時間が許せば前泊して体調を整えておきたかった・・・
4時半にバスに乗車。乗車人数に合わせて台数が出るので、早めに並ばなくても大丈夫!
広河原までは2時間ほど。乗った瞬間に寝ます(笑)
途中 鳳凰三山の登山口である夜叉神などで停車しますが、気づいたら広河原に到着!
ここで北沢峠行きのバスに乗り換えます。
広河原は北岳の登山口でもあるため、バスの乗客の半分以上が北岳に向かってました。
自分も一昨年にここから北岳&間ノ岳に登りました♪
北沢峠には山梨からではなく、長野から入る人のほうが多いんでしょう。
7:10に広河原を出発し、25分で北沢峠に到着。
甲府駅までは自宅から2時間ちょいでいけるのですが、ここまでのバスが長い・・・そして眠いzzz
まずは10分ほど歩いて、長衛小屋でテントを張ります。この時間でもテント受付しています。
前日から泊まっているテントがあるので、かなり混んでいました。
ちょうど撤収が終わったばかりのスペースにベースキャンプを張ります。ここのテント場は河原なので川の音が聞こえます。この音が他のテントの音を消してくれるので、いびきや話し声が聞こえないので、とても快適♪
よく他のテントのいびきで起こされますが、ここなら平気でした!
テントを張ったらそのまま寝てしまいたい衝動にかられますが、登ります!
仙丈ケ岳とどちらが先でもよかったのですが、よりつらそうな甲斐駒ケ岳を先に登ることとしました。
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 北岳・甲斐駒 (登山地図 | マップル)
こちらが長衛小屋。2年前に立替えたそうで、建物はきれいでした。シャワーありです。
30分ほど歩くと仙水小屋に到着。森の中にひっそりとたたずんでました。
仙水小屋をすぎると樹林帯は終わり、ガレた道になります。こういう石はどこからくるんでしょうかね??
仙水小屋から30分強で、仙水峠に到着。ここを左に曲がると甲斐駒ケ岳、右に曲がるとアサヨ峰・鳳凰三山方面です。
そして左を見ると・・・
甲斐駒ケ岳と摩利支天!白い姿が美しい。
雲が湧いてきてますね・・・ 峠で一息ついたら登り始めます!
ここからが急になり、駒津峰まで標高差500mを1時間ほどで登ります。
今回も睡眠不足がたたり、いまいちペースが上がらない・・・
なのでキノコの写真を撮りながら休み休み登ります。
30分ほど歩くと木が低くなってくるので、展望が広がってきます♪
南西方向には明日登る仙丈ケ岳。甲斐駒ケ岳と比べるとなだらかな山容です。南アルプスの女王と呼ばれるのも納得。
南東を見ると鳳凰三山が雲の間から見えます。飛び出ている岩は地蔵岳のオベリスク。
あそこは未踏なので行きたい山の一つ。
南に見えるのが北岳。その横のなだらかなピークが間ノ岳。だいぶ雲が上がってきちゃってます。
残念ながら富士山は雲の中。。
ぜぇぜぇいいながら登ること1時間半、駒津峰に到着。
そしてここから見る甲斐駒ケ岳が圧巻!!どんっ!
重量感のがありカッコいい・・・木が黄色く色づき始めていて白い山肌に映えます。キレイですね~。
ここまでだいぶしんどかったので小休止。頂上は近くに見えるのですが、ここから結構長いです。甲斐駒ケ岳の山体が大きいので近くに見えるだけです(笑)
甲斐駒ケ岳から西に延びる尾根上には 鋸岳があります。
二百名山ですが、上部は崩れやすいそうで破線ルートになっています。
先に進むと、一度 六方石まで痩せた岩尾根を下ります。
ちょうど団体さんが降りてくる時間だったので、少し待ちました。
迷わず直登ルートを選択!
写真だと伝わりにくいですが、かなり足場が不安定でつかまるところも少なく、慎重に行かないと危ないルートでした。
腕だけで体を引き上げるような場所もあります。下りにはオススメしません!
ずるずる滑りながら登りきると、頂上到着!ガスってしまって景色はいまいち・・・
たまにこんな感じで晴れるのですが、他の山は見えず・・・駒津峰まで景色は楽しんだので良しとします!
どうしても昼前には雲が上がってきてしまうみたいです。
こちらは黒戸尾根ルート。もともと甲斐駒ケ岳は信仰の対象の山で、古くからこのルートを使って登られているそうです。
標高差2,000mもある長丁場のコース。アクセスがいいのでいつかはチャレンジしたいなぁ・・・
山頂には駒ケ岳神社があります。かけられているわらじは、登れない人が託したものだそうな。
昼ごはんを食べ下山します。
駒津峰までは、巻き道ルートで戻ります。摩利支天も雲に飲まれてしまいました。
巻き道ルートのほうがスリルもなく歩きやすいです(笑)
駒津峰からは双児山経由で北沢峠に戻ります。
鞍部から駒津峰を見返すと、紅葉がキレイです♪
ハイマツが多いので雷鳥に会えるかと思ったのですが・・・まだ会ったことないんですよね・・・
双児山へは100mほど登り返し。最後の登りなので、踏ん張り所。
双児山を過ぎるとずっと樹林帯です。急ではないので淡々と下ります。景色が無いので登りにこっちのコースはつらいですね。
双児山から1時間で北沢峠に戻ってきました。
この こもれび山荘の裏手に出てきます。
テント場まで10分歩き、この日は夕飯を食べて即就寝。徹夜登山はつらかった・・・
去年の悪天候撤退から一転、無事 今回は登頂することができました♪
それにしても徹夜明けの登山はだめですね・・・今年何回もそれでしんどい思いをしているのに。
頂上からの景色は残念でしたが、白く輝く姿を駒津峰から見ることができたので満足です!
景色は翌日の楽しみに取って置くという事で!
2日目 仙丈ケ岳に続きま~す。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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