乾徳山 ~ 道満尾根 → 乾徳山登山口 周回 日帰り登山 ~
2020/04/13
9月の第一土曜日に、奥秩父の乾徳山に登ってきました~。
2019年はゴールデンウィークから4ヶ月山に登っておらず、体がユルユルに…
9月の第二週に南アルプス縦走を予定していたので、前週から慌てて登山復帰しました。
前の週に息子を背負って愛鷹山に登り重荷に慣れ、この週はソロで標高差のある山に出かけました。
チョイスしたのは奥秩父の二百名山 乾徳山。中央道でアクセスしやすく、樹林帯が長くストイックなソロ登山に適した山です(笑)
標高差1,200mあり、そこそこ登り応えのある山です。山頂の標高は2,000mを超えますが、道中樹林帯が大半を占めます。
そして上部は岩場になっており、修験の山として登られていた山。たるんだ体を鍛えなおすのにちょうどいい!
久しぶりのソロ登山、ちょい気合入れて登ってきましたー。
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<コースタイム>
2019/9/7
乾徳山登山口6:00→道満山6:45→月見岩7:50→乾徳山8:30→休憩~8:45→高原ヒュッテ9:30→乾徳山登山口10:30
1.ルート
乾徳山の登山道は主には南の三富からの道と、北からの西沢渓谷からの道です。
三富からのルートは道満尾根経由のルートと乾徳山登山口からのルートに分かれています。
ほとんどの方が乾徳山登山口からピストンですね。
今回、登りは道満尾根、下りは乾徳山登山口へ降りましたが、乾徳山登山口からのルートはとても歩きやすかったです。斜度が適度で難しい所もなし。
ただ、扇平を過ぎてからは、岩場が連続します。それほど難しくなく楽しめるレベル。
コースタイム6時間20分、標高差1,200mとまずまずのきつさですが、なまった体にはちょうど良かったですw
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 奥多摩・奥秩父総図 (山と高原地図 23)
2.山行記録
中央道を走り、5時半に登山口に到着~。場所的には西沢渓谷に至る国道140号の途中を曲がるので、慣れた山域です。(渋いことは重々承知
準備をして6時にスタート!登りは道満尾根ルートなので、住宅街を上がって行きます。
こういう集落の方ってどういう生活をされているんですかね。人口が減って山際に人が住まなくなり、登山道が後退することが心配。
集落を抜けて林道へ。一人しかいないので心細い…駐車場にいた方達は乾徳山登山口から登っている様子。現に、この日こっちのルートでは誰にも会いませんでした。
林道脇に登山口はあります。雲取山のように、ここ?!と思わせる雰囲気。
次第に朝日が昇り、一気に明るくなります。風にそよぐ木々の音が心地いい。
山と名前は付いているものの、なだらかな小ピークなので気づかず進んでしまうとこだった。
道満山の先もひたすらに樹林帯です。久しぶりのソロ登山、無心に汗かきながら歩くのは頭空っぽになってスッキリします!
国師ヶ原との分岐にもなっています。ピストンじゃつまらないので、今回は道満尾根から登ることにしましたが、乾徳山登山口からのルートと合流するまで誰とも会いませんでした。こういう孤独な登山も楽しいw
ここから先も引き続き樹林帯です。出会うのはお食事中の鹿ぐらいw 孤独な登山です。おかげでコースタイムをだいぶまけています。7掛け以下といいペース!
黙々と歩くこと2時間弱、ようやく樹林帯を抜けました!空が広い!
いままでずっと樹林帯だったので、開放感が余計に気持ちいい。
そして月見岩から見る景色が抜群!!富士山どーん!手前には御坂山地と甲府盆地。
こういう景色を見ると、苦労した後にご褒美が待っている登山っていいですよね。また行こうって気になる。
富士山を見て一息入れたら、山頂へ向けてラストスパートとです。
行く先は再びの樹林帯に見えますが、ここから先は岩場ゾーンとなります。
樹林帯の手前には手洗石。名前の通り水が溜まってます。ここから先は神域なのかな?(決して手洗いに使いたくはないけども。。)
そしてまたまた樹林帯へ。岩が多いので植生も異なっています。苔がいい感じ~。
鎖も登場。岩場が得意ではない自分ですが、難しくなく楽しめるレベルでした。
岩の隙間にはハシゴ。古くから修験の山として登られている山ですが、どうやって登山ルートって決まって行ったんですかねぇ。
大きな岩に登ると、一気に展望が開けます。南東方向に見えるのは大平高原。ビニールハウスでもあるのかなぁと思ってよく見たら、太陽光パネル…自然の中にポツンとあるゴルフ場や太陽光パネルを見ると凹みますね。。新たに切り開いたわけではないでしょうが。
さっき通り過ぎた林道は、あそこと繋がっています。
続いて雷岩が登場。下から見ると凹凸がありそうなのでなんてことないように見えますが…
頑張ってなんとか鎖を使わずに登れました。(後日、この数週間後に鎖が交換されたことを知りました)
そして乾徳山ラスボス岩場が現れます。手前には迂回路があるので、岩場を通らずに登頂も可能です。
こちらがラスボス鳳凰岩! 一本鎖が垂れているだけで、どうやって登るんでしょ?!
と思ったけど、近づくと意外と岩の割れ目があり、そこを手掛かりに登れます。そんなに鎖に頼らずに登れました。
文字通り360度の大展望!なによりも富士山ビューが素晴らしい!
静岡県民の皆さんには申し訳ないですが、山梨県から見る富士山が好きですw
そして富士山の西側には南アルプスがずらっと連なっています。
北側から甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳。手前には鳳凰三山。
今年は7月8月の夏山シーズンはどこにも登らずでした。でも山見ると登りたくなりますね。
農鳥岳の更に南にはちょこんと塩見岳と悪沢岳。赤石岳は見切れちゃってますね。。
山熱が下がったわけではなく、子供とキャンプしたり自動車ディーラー回ったり規制してたら夏が終わってました。。
北を見れば奥秩父の山々。右が乾徳山から稜線が繋がる黒金山で、左奥が国師ヶ岳と北奥千丈岳。黒金山から延びる稜線は西沢渓谷まで続いているんですよね。時間があれば歩きたかったぁ。
見てるとこの時間に山頂まで上がって来る人の中にも縦走する人がちらほらいました。
黒金山の右奥には木賊山と甲武信ヶ岳。見渡す限りひたすらに広がる樹林帯。たまらん!!
最後に360度画像をどうぞー。
パン休憩の後に月見岩まで戻ります。下りは迂回路で下りました。
月見岩からは分岐を折れ、乾徳山登山口へ下ります。こちらは人が多く、30人以上とすれ違いました。
国師ヶ原に降りる道中、マルバダケブキの群生に遭遇。なかなかの規模でした。悪沢岳から椹島への下り道を思い出します。
ここでも蝶々を発見。結構な数いましたね。蝶って春のイメージがあるけど、そんなことないんですかね?!
月見岩から15分で国師ヶ原に到着。ここには高原ヒュッテがあります。静かな木立にある落ち着いた雰囲気の小屋です。
綺麗な避難小屋でトイレもあります。乾徳山登山口から来るとちょうど半分の地点。
月見岩からはめちゃくちゃ歩きやすい道でした。いい感じにスピードが出ます。
こちらのルートは途中2か所の水場があります。
写真が錦晶水。なみなみと湧いています。
その後も順調に下り続け、乾徳山登山口に到着。途中多くの人とすれ違いました。こっちのルートのほうが水場とか小屋とかイベントが多くていいですね笑
登山口から5分ほど下った場所にも駐車場があり、すでに満杯でした。ピストンするならここに停めたいですね。
出発から4時間30分、駐車場に戻ってきましたー。コースタイムが6時間50分なので約65%。翌週の南アルプス縦走に向けていい予行演習になりました!意外と体力落ちてないかも!
その後、笛吹の湯で汗を流し、渋滞前の中央道で帰りました。
自宅に着いたのが13時過ぎでした。ソロはフットワークが軽くて良いです!
3.あとがき
久しぶりのソロ登山、早めに帰れたことで娘のプールの時間に間に合い、嫁も上機嫌。いいことづくめでしたw
乾徳山は都心から近く、どっぷり登山に浸かれる山なので、日帰りにオススメです。
また紅葉の時期に西沢渓谷まで歩きたいなぁと思います。
4.装備/持ち物
ウェア
種類 | 持ち物 | 使用 |
シャツ | 白馬小屋で購入したシャツ | 〇 |
ソフトシェル パーカ | mont-bell ノマドパーカ | |
ソフトシェル パンツ | mont-bell フリーライドパンツ | 〇 |
雨具 | mont-bell ドライテック レインウエア |
|
靴下 | mont-bell WIC.ウォーキング ソックス | 〇 |
帽子 | montbell フィッシングハット |
〇 |
ギア/道具/食べ物etc
種類 | 持ち物 | 使用 |
ザック | OSPREY ケストレル48 |
〇 |
夏靴 | mont-bell アルパインクルーザー 2500 |
〇 |
ヘッドライト | ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ |
|
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット |
〇 |
スマホ | 〇 | |
モバイルバッテリー | Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー |
〇 |
腕時計 | LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計 |
〇 |
ツェルト | mont-bell ライトツェルト | |
食料 | 菓子パン・カロリーメイト | 〇 |
飲み物 | アクエリアス2L | 〇 |
日焼け止め | ニベアサン プロテクトウォータージェル | 〇 |
地図 | 山と高原地図 奥多摩・奥秩父総図 (山と高原地図 23) | 〇 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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