大峰山(八経ヶ岳)近畿最高峰の頂へ ~ 行者還トンネル西口 ピストン 日帰り登山 ~
2017/06/26
6月第1週の週末に大峰山・大台ヶ原・御在所岳の近畿の3座に登ってきました~。
もともとは東北の早池峰などを計画していたのですが、東北だけ天気が悪い…
急遽、予定になかった近畿の山に登ることにしました。
まずは最初に登った大峰山から書いていきます。
実際には大峰山と言う山はなく、広義には吉野から熊野に至る大峰山脈を指します。
大峰山脈にはいくつもピークがあり、他にも山上ヶ岳や釈迦ヶ岳なども有名。
今回は初回と言うことで、最高峰の八経ヶ岳に登ってきました。
大峰山脈上の吉野から熊野までの道は大峯奥駈道とも呼ばれ、修験道の修行の道です。
熊野大社などと共に世界遺産に認定されています。
実際歩いてみると、仏教に因んだ地名や納経された札を見ることができました。
そんな神聖な道を歩いてきましたよ!
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<コースタイム>
2017/6/3
行者還トンネル西口(弥山登山口)6:50→奥駈道出合7:35→弁天ノ森7:55→聖宝ノ宿8:25→弥山9:15→八経ヶ岳9:45→弥山10:10→休憩~11:00→行者還トンネル西口12:45
1.ルート
八経ヶ岳に至るルートはいくつかあり、今回は行者還トンネル西側の登山口から登りました。
トンネルから稜線まで上がり、そこから弥山まで大峯奥駈道を歩きます。
累積の標高差は900mほどで、コースタイムは5時間30分。
日帰り登山としては程良い感じです。
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 大峰山脈 (登山地図 | マップル)
2.山行記録
旅の始まりは21時半の横浜駅から。(10分ほど遅刻してしまいスミマセンでした。。)
ここで今日の行き先を相談。東北・新潟が雨予報だったのでそれ以外で検討した結果、大峰山と大台ヶ原に初日に登り、翌日帰りがてら鈴鹿山脈の御在所岳に登ることにしました。
車を出してくれたテツさんは大峰山と大台ヶ原は2度目にも関わらず、運転までしてくださり本当にありがとうございました!
横浜から高速を乗り継ぎ、登山口へ向かうものの途中の国道309号が夜間通行止め。
手前の道の駅 吉野路上北山 でちょこっと睡眠休憩zzzトイレをお借りして、通行止め解除の6時に出発します。
30分ほどで行者還トンネルを抜け駐車場に到着。上北山から向かうと、このトンネルの出口までが夜間通行止めです。
逆に天川村から行くと通行止めなく駐車場まで来れます。駐車場は1日1,000円で、30台ほど止められるようです。登山バッチもここで売ってました。トイレもありです。
準備をして出発します!
登山口には世界遺産の標識。世界遺産の山と言えば、富士山・宮之浦岳・羅臼岳を思い出します。
橋を渡ってすぐの場所に地図上だとテントマークついていますが、現地では禁止の立て札が立てられてました。
5分歩いて川を渡ります。アスレチックのような橋が掛けられています。
…橋なくても水量少なくて余裕で渡れそうでしたが。さすが世界遺産ということで。
橋の次は階段を登ります。風が強く寒いのでアウターを着てのスタート。
階段を登ると早速の急坂。ここから稜線までは頑張りどころです。
種類は限られますが、花が咲いていました。
こちらはシャクナゲ。
そしてシロヤシオ丹沢以外で初めてみました。山頂近くや稜線でたくさん咲いていました。
特に見どころなく省略してますが、稜線近くになるとササが増えてきます。寝不足の朝一の登りはしんどい…しかも風邪気味でした。
45分で稜線に到達。ここから弥山に向かい、世界遺産の道 大峯奥駈道 を歩きます。
これから向かう弥山が見えました。真ん中の一番高い所がそれ。
立ち枯れしている木が見え、見た感じは皇海山に似てると思いました。
ここから先は傾斜が緩くなります。歩きやすい新緑の道です。昔から修験者が歩いてきた道です。
道上にはいくつか修行場があります。弁天の森と呼ばれるここは「石休の宿」という修行場。札がいくつも収められていました。
出合から50分歩くと聖宝ノ宿に到着。ここも修行場なのかな?
置かれている像は理源大師さん。大峰山で修験道を始めた人だそう。
ここから先は再び登りになります。出合までの登りとは異なり登りやすい九十九道です。
登って行くと鹿がいました。基本、樹林帯の中をずっと歩いてきたので、あんまり近畿まで来た感じがしない(笑)写真だけ見ると、丹沢と大差ない(笑)
たまに開ける場所があるので、東側を見るとボコボコしたピークが見えます。一番高いのが普賢岳です。
稜線はあちらの山に繋がっています。
山頂までの登り道はこんな感じで歩きやすく整備されてます。世界遺産に登録されてから整備されたとか。
軽く軽食休憩をしたら八経ヶ岳へ向かいます。ここまで来ればもうすぐです。
まずは標高差50mほど下ります。
弥山からのすぐの場所では立ち枯れの木が多かったです。絵にはなりますが、あまり見たくない景色ですね。。
鹿の食害でしょうか。
鞍部から登り返すと柵をくぐります。オオヤマレンゲが鹿の食害にあっているそうです。
やっぱり鹿か…我が地元 丹沢と同じですな。
鹿柵を抜けてしばらく歩くと…八経ヶ岳に到着!近畿最高峰です!
山頂も行場になっており、札が納められていました。埋もれているのは二等三角点です。
山頂は木がなく360度開けています。南側は熊野大社まで伸びる稜線が見えます。左奥のピークが釈迦ヶ岳かな??
北側には先ほどまでいた弥山が見えます。木が枯れて禿げてるように見えますね。
少し霞んでいますが東側にはこの後に行く大台ヶ原が見えました。左奥のなだらかな山です。
アルプスや富士山のように目立つピークがなく、正直地味ではあります。雲取山とか奥多摩から見る景色に近いですかね。
紀伊山地の奥深さがよくわかりました!
さて、風が寒く山頂が混んできたので弥山小屋に戻ります。
前からフライパンは持っていましたが、料理できるほどの大きさではないので大きめのを新たに買いました。
麻婆豆腐作ったり、すき焼きをしたり…これから色々作りたいと思います(笑)
Chinook キャニオン ハードアノダイズド フライパン 8.5インチ
山頂にはいくつかベンチがあり、皆さんまったりされてました。ベンチ脇には大峯奥駈道の説明看板。
吉野から熊野大社まで結構アップダウンありますね。1週間ぐらいかかるんじゃなかろうか。
吉野から山上ヶ岳をいつか登ってみたいです。
焼きそばを食べたら折角なので弥山の山頂に寄ってみます。
鳥居をくぐり山頂へ向かいます。皇太子さんも来たことがあるんですね。どういう基準で山を選んでるのかな??
立ち枯れているおかげで神社からは八経ヶ岳がキレイに見えました。雲一つなく絶好の登山日和でした。
さて、下山後 大台ヶ原に行くので下山します。ピストンなので帰りも同じ道。
出合から駐車場までが急でしたが、サクッと降りられました。下りは相変わらず得意です(笑)下ってる時に登って来る人が多数いました。聞いてみたらツアーで来て弥山小屋に泊まるとのこと。
あとテント泊の人も結構いました。弥山小屋はテント張れるんですね。山頂は展望いいからご来光と夕焼けがキレイそうです。
この後、大台ケ原へと向かいました~。
3.あとがき
初の近畿遠征。紀伊山地の山は奥深かったです。
八経ヶ岳は景色はイマイチですが、歴史を感じさせる山でした。
なんてったって世界遺産ですからね(笑)
広い大峰山の一部しか歩けなかったので、機会あれば山上ヶ岳や釈迦ヶ岳に登ってみたいです。
関東から遠いけれども…
登山道は稜線に出るまでがしんどいですが、稜線に出れば整備され歩きやすかったです。
個人的には風邪気味&睡眠不足で登ったので結構しんどかった。。
4.装備/持ち物
ウェア
種類 | 持ち物 | 使用 |
シャツ | 白馬頂上宿舎で購入したシャツ | 〇 |
ソフトシェル パーカ | mont-bell ノマドパーカ | 〇 |
ソフトシェル パンツ | mont-bell フリーライドパンツ | 〇 |
アンダータイツ | mont-bell ジオラインEXP.タイツ | 〇 |
雨具 | mont-bell ドライテック レインウエア | |
靴下 | mont-bell WIC.ウォーキング ソックス | 〇 |
帽子 | montbell フィッシングハット | 〇 |
ギア/道具/食べ物etc
種類 | 持ち物 | 使用 |
ザック | OSPREY ケストレル48 | 〇 |
夏靴 | mont-bell アルパインクルーザー 2500 |
〇 |
ヘッドライト | ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ | |
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット | 〇 |
スマホ | Xperia GX SO-04D | 〇 |
モバイルバッテリー | Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー | 〇 |
腕時計 | LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計 | 〇 |
ツェルト | mont-bell ライトツェルト | |
ストーブ | PRIMUS P-153 ウルトラバーナー | 〇 |
ガス缶 | PRIMUS GAS CARTRIDGE ノーマルガス(小) | 〇 |
フライパン | Chinook キャニオン ハードアノダイズド フライパン 8.5インチ |
〇 |
ウォーターキャリア | EVERNEW ウォーターキャリー900ml | 〇 |
日焼け止め | ニベアサン プロテクトウォータージェル | 〇 |
地図 | 山と高原地図 大峰山脈 (登山地図 | マップル) | 〇 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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