新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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雲竜渓谷 氷瀑の渓谷 ~ ピストン 雪山 日帰り登山 ~

      2018/02/27

2月の第2日曜日、西吾妻山に登った翌日に雲竜渓谷に氷瀑を見に行ってきました~。

雲竜渓谷は女峰山の東側の山腹にある渓谷で、毎年1年で一番寒い1月下旬から2月上旬にかけて氷瀑が姿を見せます。
崖の上から氷柱がずらっと並ぶ姿はまさに圧巻! 氷の神殿のようなたたずまいです。

年によって氷瀑のサイズは異なるけど、今年はまずまずの当たり年ということで、期待に胸膨らませ行って来ました!!

「氷の回廊 雲竜渓谷」

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<コースタイム>
2018/2/11
雲竜渓谷駐車場10:15→洞門岩11:25→雲竜瀑12:30→休憩~13:00→洞門岩14:15→雲竜渓谷駐車場14:55

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1.ルート

東照宮の脇道を進んだ先にあるゲートが出発点となります。
標高差は400mほどですが、ゆるゆると登って行くので、きつくはないです。
渓谷までは途中の洞門岩の前後で道が分かれていますが、いずれも単調(笑)
美しい氷の芸術に出会えるので、辛抱です。

そうそう、氷瀑の近くを歩くので、ヘルメットはあった方がいいと思います!

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 日光 白根山・男体山 (山と高原地図 13)

 

2.山行記録

前日は西吾妻山に登った後に飯山温泉で宿泊。
翌日はスキーをしようと考えていたんですが、会津は天気が悪く、移動中の車内で急遽 雲竜渓谷に行くことが決定!
(2週間前に行ったばかりの山友さんがいたけど、受け入れてくれてありがとう!)

事前にあまり調べていなかったので、駐車場までの道をちょっと迷いました。
正解は東照宮の脇の川沿いの道を上がって行きます。道が凍っているので、ノーマルタイヤはNG!!

10:15に登山口の駐車場に到着。登山口と行ってもただの林道の閉鎖地点で、3台ほどしか止められません。なので途中に路駐が多数です。

停める場所がない場合は、林道の途中に瀧尾高徳水神社があり、そこの駐車場にも停められます。
2kmほど余計に歩かないといけませんが。。

自分達はスタートが遅かったこともあり、既に帰った人が空けたスペースに停められました。

駐車場からの道は川沿いのルートと工事用道路のルートの二手に分かれています。行きは工事用道路を歩きます。
なお雲竜渓谷までの間にかかる砂防堰提は文化財になっている模様。

工事用道路と言えど、きっちり舗装された太い道。以前は一般車両は通れた模様。
ゆるゆると標高を稼ぐので、体感的になかなか長い。。

そして暑い!! 前日に続き、またもやインナー1枚で歩きます。

単調で飽きる道。。雪を投げ合い進みます。
40分で展望台に到達。

双眼鏡があるので何が見えるのかなぁと思ったら…日向砂防ダム!奥に見えるのは女峰山に連なる赤薙山。

ここでチョコを補給して先へ進みます。

道路からは女峰山がキレイに見えます。稜線がデンジャラスらしいですね。日光の山はまったく登っていないので、登りたい一峰です。

1時間歩いて、先ほど見た日向砂防ダムからの川沿いルートと合流。

もうしばらく林道が続きます。更に10分歩いて洞門岩に到着~。
洞門岩がどこにあるかは見当たらなかったけども。

ここで再度道が分かれます。左の道は再びの林道で、右側の道が川沿いを歩く道です。
林道に飽きたので川沿いの道をチョイス!

河原に降りてみるとゴロゴロと大きな岩が転がっています。冬に仙丈ヶ岳に向かう時の戸台からの林道もこんな感じだったのを思い出します。

この辺でアイゼン着ける人が多かったです。自分たちはまだ着けずに進みました。

こっちの道は渡渉が何ヵ所かあります。いままでが単調だったので楽しいぜぃ!

荒々しい渓谷です。崩壊が進む山だから砂防ダムの工事が今もされているんでしょうね。

川沿いの道と言えど高巻きする場所もあり、しかも土むき出し…アイゼンだと歩きにくそうでした。

高巻きを過ぎると、再度展望台に出ます。ここにはテントが張られていました。アイスクライミングの人が張ってるのかな?

ここからもう一度河原に降ります。この階段が滑ってなかなかの曲者でした。階段手前でアイゼンを着ければよかったかもしれません。

もうだいぶ女峰山に近づいてきたので、氷瀑はまだ見えないのかなぁと思っていたら…

人がいるあそこが氷瀑か?!

近づいてみると、待ちわびた氷瀑です♪

ゆうに10mは超える屏風のような氷瀑です。いったいどうしてこうなるんだろうか。

下から見るとこんな感じ。これ見てガリガリ君を食べたくなるのは自分だけではないはずw

この日は関東だけ晴れたので、雲竜渓谷にして正解でした♪

更に奥に進むとつららのような氷瀑も現れます。こういうのは滝が凍ったんじゃなくて、染み出てる水が凍ったんでしょうね。

さらに進むと、そこは氷の大回廊。

写真見てお分かりかと思いますが、ツアーの団体が結構いました。
想像以上に有名なんですね~。林道以外の道はそんなに歩きやすい感じじゃなかったです。

つららが地面まで達して氷の柱になっています。まさに神秘という言葉がぴったり。

その氷柱を使ってアイスクライミングに興じる人が多数いました。かっこいいっすなぁ。

かなりの規模に感動していたんですが、下を見ると結構崩れた後みたいです。

2週間前に行った山友さんの写真と比べてみると…

この日(2/11)

2週間前(1/28)

うーん、だいぶ落ちちゃってるな…1月の末か2月の初週がピークのようです。
一度暖かくなると溶けちゃうみたい。

まぁ初見の自分はそれでも感動でした!近づきすぎると落ちてきそうで怖いけど、青白く光る氷の世界に魅せられました。

渓谷の最深部には巨大な滝 雲竜瀑があります。これも見事に凍っています。

滝壺に行くには高巻きをする必要があります。
ここでようやくアイゼンを着けました。
このルート、ピッケルは不要ですが、アイゼンは必携かと。チェーンアイゼンでも十分です。

自分はハードシェルすら車に置いてきちゃいました。とにかくこの日は暑かった。。

高巻きを終えると目の前には大氷瀑!!
FFとかゲームの世界のようだ…時が止まった感じがします。

サイズを比べるとこんな感じ。何メートルあるんだろうか。見上げていると首が痛いw

この時期にはやはり融け出しているらしく、時たまガラガラと氷片が落ちてきます。あんまり近づくのは危険!

滝を見ながらパン休憩とします。氷瀑は初めて見たけど、想像を超えるスケールです。ここまでの規模とは…
まだまだ知らない景色があるもんですね。

休憩を終えて戻ってみるとアイスクライマーが増えていました。登ってる最中に氷柱が崩れたりしないのかな?!

ハーケンを回収しながら降りていくクライマー。テムレス率が高かったです(笑)

自分も冬山にオススメなグローブです。安いし耐久性も十分。山用の冬グローブは別に持っているけど、気づけばこっちを使う方が多くなっています(笑)

ショーワグローブ No282 防寒テムレス

帰りは洞門岩まで林道ルートで戻ります。こちらは若干登り返しがあるものの歩きやすい道。

前を歩く二人がなんか持ってるなぁと思ったら、林道をそりで滑ってました。

こちらの方はスタンドスノーボードで滑り降りていきます。どちらもスピードが出て楽しそう。けど止まるのが難しいようで、こけながら無理やり止まってました(笑)

自分たちはヒップソリで滑り降ります。まぁ歩いた方が早いんですがねw山友さんは水筒落としちゃうし…

洞門岩で河原のルートと合流。林道ルートの方が歩きやすいですね。面白味はないけど。

登りはここまで林道ルートだったので、帰りは河原ルートをチョイス。日向砂防ダムに一度降ります。

砂防ダムを渡り対岸へ向かいます。

ダム横を見るとかなりの規模で法面工事がされています。女峰山は崩れやすいようで、古くから砂防ダムが設けられていて、古いものは有形文化財に指定されているそう。

崩壊しやすいからこそ工事の手が入り、我々も楽に歩いて行けるんですな。

ダムを渡り切った後は左岸を歩きます。砂防ダムからの下りがちょこっと急でした。

そのあとはずっと歩きやすい林道です。登りの工事用道路より九十九折りがない分、早かったです。

砂防ダムの上を渡り右岸に渡れば登山口までもうすぐ。

2時間弱で登山口に戻ってきました。

下山後、東照宮に近い ほの香で汗を流します。小さなお風呂ですが、ぬるめで心地よかったです。

その後、今市市のラーメン屋 八海山で夕飯とします。
登山後のラーメンは正義!!なんで八海山って名前なのか聞いてみたら、先代が新潟出身とのこと。
うんちくが凄い親父さんで、どのメニューも美味しかったです!

その後、東北道経由で帰りました~。

 

3.あとがき

前日のスノーモンスターに続き、初めて見る氷瀑に興奮した1日でした!
もろい山質だから崖のような渓谷が刻まれ、そこに氷柱が並んで神殿のように見えるんですね。自然の神秘です。

2時間程度で見に行くことができますが、途中渡渉が何回もあったり凍った個所もあるので、きっちり冬山装備で行きましょう!!
川沿いの道は整備されてないし、過去に死亡事故も起きてるみたいなので。
そんなに危険個所はないように思えたけど、川沿いの道は雪の状態によって渡渉点が変わるみたいです。

 

4.装備/持ち物

ウェア

詳細はこちら→雪山装備 ウェア編

種類 持ち物 使用
ソフトシェル パーカ mont-bell ノマドパーカ
ハードシェル パンツ mont-bell アルパインパンツ
フリース mont-bell クリマエア ジャケット
アンダーシャツ mont-bell スーパーメリノウール EXP.ハイネックシャツ
アンダータイツ mont-bell ジオラインEXP.タイツ
ダウン mont-bell スペリオダウンパーカ
グローブ mont-bell OutDry アルパイングローブ
グローブ ショーワグローブ No282 防寒テムレス
靴下 mont-bell メリノウール アルパイン ハイソックス
スパッツ mont-bell GORE-TEX アルパインスパッツ イージーフィット
帽子 ARC`TERYX ローリング ワード トーク
ギア/道具/食べ物etc

詳細はこちら→雪山装備 ギア編

種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
冬靴 mont-bell アルパインクルーザー3000
アイゼン mont-bell カジタックスLXB-12アイゼン
サングラス OGK KABUTO Binato-5
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ Xperia GX SO-04D
VAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 日光 白根山・男体山 (山と高原地図 13)
ツェルト mont-bell ライトツェルト
飲み物 ジュース1.5L
食べ物 菓子パン4個

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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