新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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残雪の富士山 日本で一番高い場所へ ~ 富士宮口 ピストン日帰り登山 ~

      2017/04/27

5月の第3土曜日、残雪の富士山に登ってきました~。

ゴールデンウィークに丹沢から富士山ばかり見ていたら登りたくなったので行ってきました。
というのは冗談で、前々から残雪期の富士山に登ってみたいと思ってました。まだまだ雪山登り足りないし!
GWに大野山や、丹沢から山中湖まで甲相国境尾根を歩きながら富士山を見て、モチベーションを上げてこの日に至ります。

富士山の山開きは7月で、まだこの時期は雪が残っています。
ですが、5月になれば天候が安定した日が多く、登る人もちょいちょいいます。山スキーの人も多いですね。

とはいっても、そこは富士山。日によっては天気が急変する山でもあるので、がっつり冬山装備で行ってきました~。

「日本最高峰を目指して」P5215209

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<コースタイム>
2016/5/21
富士宮口五合目6:55→六合目7:10→新七合目7:50→元祖七合目8:30→八合目9:05→休憩~9:20→九合目9:55→九合五勺10:35→浅間大社奥宮11:35→剣ヶ峰12:05→休憩~12:45→富士宮口五合目15:00

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富士山には以前7月に富士吉田口から登ったことがあるので、今回は富士宮口から登ります。

使用した地図はこちら↓
山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 (登山地図 | マップル)

今回からGPSでログをつけてみることにしました。スマホのGPSなので精度がイマイチ。。
拡大するとデータがあっちこっちに飛んでますが、ルートは伝わると思うので参考まで。


旅の始まりは前日の鶴巻温泉駅から。
23時半に車で拾ってもらい、下道で富士宮口五合目駐車場を目指します。
富士宮口にいたる富士山スカイラインは、例年4月下旬から通行可能になりますが、凍結の恐れがあるため夜間通行止めになります。
ですが、今年は相当雪解けが早いんでしょうね、夜間通行止めも解除されていました。

夜中なので道が空いていることもあり、2時間半で到着。
山中湖まで丹沢から2日で歩いて行けちゃうぐらいですからね。近いもんです。

この日は高度順応も兼ねて駐車場で車中泊zzz 月がきれいな夜でした。明日も晴れてくれー。P5215147

6時過ぎに起きてみると、天気ばっちり!!
結構な数の車がいました。自分達も含め酔狂な人がたくさんいるもんです(笑)
ちなみにここが日本で一番自家用車で来れる標高が高い場所だそうです。P5215149

登山口にはトイレがあります。
展望台から山頂を一枚。思った以上に雪が少ないぞ・・・
山頂は写真奥に見えているので意外とすぐに着くのか?!と思ってましたよこの時は・・・P5215151

この時期はまだ開山していないので入り口は閉鎖されています。横からお邪魔していきます。P5215153

4つある登山口のうち、ここ富士宮口が一番標高が高いです。山頂が3,776mなので、およそ1,400mの標高差。
まぁ富士山は登り返しがないので、なんとかなるでしょう!P5215154

スタートから標高が高いので、息が切れる・・・
六合目までは傾斜がゆるく、体を慣らしながら歩きますP5215155

15分で六合目に到着。P5215157

さっそく暑くなったので、半袖一枚になります。この高さで既に遮るものがなく、本来であれば駿河湾まで一望できるはずなのですが・・・
黄砂とPM2.5の影響ですかね、この日は一日霞んでました。こんなにいい天気なのに!
P5215158ちなみにうっすらと見えるのは二百名山の愛鷹山です。GWに大野山に登った時に、富士山と並んできれいに見れました。

まだまだ先が長いので進んでいきます。新七合目手前では雪の上を歩きます。ちょこっとだけなので、まだアイゼンは出しません。P5215162

この辺りから猛烈に足取りが重い・・・冬靴で登っているので、足が重たい・・・そんな時は、先を見ずに一歩一歩コツコツ歩きます。 P5215163

しんどい時は空を見上げて息を整えます。富士山から見上げる飛行機は、いつもより近くを飛んでる気がしました。P5215164

ぜぇぜぇ言いながら元祖七合目 山口山荘に到着。石でできていてなかなかワイルドな山小屋です。
先を行く山友さんが休憩なしにそのまま進むので、素通りします。疲れてないのかorzP5215165

見上げれば八合目は見えています。どのぐらい歩けばいいのかわかるので心理的には楽。P5215166

こんな感じで岩がゴロゴロしてます。
富士吉田口のほうが傾斜がゆるく、岩が少ないので歩きやすいです。P5215170

八合目手前では雪渓の上部を通ります。例年だとこの時期六合目過ぎたら雪があるそうですが、今年は雪が少ない&暖かいんですかね。P5215169

ちなみにGWに山中湖畔の高指山から見た富士山がこちら。七合目ぐらいから雪道かなぁと思ってましたが、結構溶けたんですかね。P5085101

下を見るとスキーヤーが上がってきます。登山装備だけでもしんどいのに、板担ぐなんてすごいなー。2割ぐらいがスキー・スノボ目的の人でした。
P5215171

ようやく八合目 池田館に到着。疲れましたよ・・・ここで帰ろうかと思ったぐらいwP5215174ここで小休止。菓子パンを食べてエネルギー補給します。標高的にはまだ半分行ってないんですよね(涙)

八合目からは宝永山も下に見えます。余裕があれば帰りに寄ろうと思ってましたが・・・P5215173

八合目から先も夏道が出ていますが、雪渓も続いてるので雪の上を歩くこともできます。P5215178

自分は行きは夏道で行きました。山友さんは雪渓へ。楽しそうだなw
P5215181

夏道はこんな感じで滑りやすく、急です。冬靴だったので雪渓を歩いたほうが楽だったかも・・・P5215180

これは壊れた鳥居でしょうか。P5215183

近づいてみると・・・小銭がいっぱい挟まってました。どんな意味があるんだろう??
P5215184八合目を過ぎると少しずつ体調が楽になってきました。体が慣れてきたのかな?

九合目の万年雪山荘を通過。P5215189

雪渓を歩く山友さん。雄大な自然に挑んでいる感じが出ています笑P5215196

九合五勺胸突山荘を通過。八合目以降は、山荘の間が近いです。P5215197

九合五勺以降は夏道も雪の下。ここからはアイゼンを着けて、雪渓を歩きます。目指す頂上もだいぶ近づいてきました。P5215198

ちなみに水平をとって写真を撮るとこのぐらいの傾斜。そんなに危険は感じない傾斜でしたが、軽アイゼンで歩いている方は転げてました・・・12本アイゼンとピッケルは必須です!P5215201

20分ほど雪渓歩きをしたあと、再度夏道に出ます。道が急なのでアイゼンを外すのが大変。。P5215232

夏道を喘ぎながら登ると、鳥居が出現。ここをくぐると・・・P5215231

富士山本宮 浅間神社奥社 に到着! 山頂はまだまだ雪深く、鳥居が埋もれています。P5215206

神社の脇からはお鉢に出れます。訪れるのは2回目ですが、かなり迫力があります。雪がいい感じ♪P5215215

山友さんを入れて撮ってみました。・・・日本じゃないみたいです笑 絵になりますなぁ。P5215210

そしてここから仰ぎ見る日本最高峰(剣ヶ峰)がこちら!P5215209これ以上はないんじゃないかって言うぐらい、最高の天気と景色。
ここまでしんどかったですが、来てよかった! 雪の色と青空のコントラストが美しすぎる♪
シュプールが刻まれてるってことは、火口に向けて滑っている人もいるんですかね。凄いなー。登り返しがしんどそう。

最後に剣ヶ峰までの登り、馬の背を上がっていきます。膝に手を着いてしんどそうですね。P5215221

登り始めて5時間、遂に人生二度目の日本最高峰に到達!快晴無風でこれ以上ないコンディションの日でした♪P52152227月に登った時は山頂で写真待ちの行列ができていましたが、この時期は空いています♪ 数人頂上でくつろいでました。

剣ヶ峰の反対側は富士吉田口の頂上。3年前に登った時はあちらからぐるっとお鉢めぐりをして剣ヶ峰まで来ました。富士宮口は剣ヶ峰の最短ルートです。P5215229

さて、剣ヶ峰を降りてお鉢でお昼ご飯にします。ポテトチップスがパンパン!って写真を撮ろうと持って来たのですが、袋が破裂してしぼんでましたorz 残念・・・帰ってから美味しく食べましたよ。。P5215230

昼ごはんを食べたら下山します。少し雲が湧いてきました。
P5215233下りは八合目まで雪渓をグリセード!

雪渓を颯爽と滑るスキーヤーがかっこよかったです。P5215204

下りも同じルートなので省略~。
登りの半分、2時間ちょいで下山できました。登りは高山病気味で調子がでなかった・・・

その後、秦野まで送っていただき電車で帰りました~。


こうして二度目の富士山を日帰りで登ることができました。
道中、景色が変わらないのが辛いですが、一歩一歩コツコツと登り、火口に出た時の感動が凄かったです。
雪を纏った剣ヶ峰も美しかった!

個人的には冬靴で1,400mの標高差を日帰りで登れたので、自信がつきました♪ 空気が薄い富士山ですしね。
けど、しばらくは富士山に登るのはいいかな、と思います(笑) それぐらいしんどかった・・・

この日の装備ですが、ツェルトを持って行ったり、冬のウェアも持って行きました。運に恵まれパーフェクトな天気だったので使用せずに済みましたが、天気が急変する山なので必須と思います。

今シーズンはこれで雪山はお終い。早くまた雪山に登れる日が待ち遠しい!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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