矢倉岳と足柄城 ~ 足柄万葉公園 → 地蔵堂 日帰り 親子登山 ~
2017/04/27
5月の最終日曜日に家族で足柄の矢倉岳に登ってきました~。
5月になり段々暑くなってきましたが、まだまだ低山を登るのに適した気候。
今回登った矢倉岳は神奈川西部にあり、位置的には箱根と丹沢の間。
ということは富士山に近い! しかも山頂は刈り払われているので北方向以外の景色が抜群です5!
丹沢 大野山に続き家族で富士山を眺めに行ってきましたー。
併せて訪れた足柄城もオススメです!
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<コースタイム>
2016/5/28
足柄万葉公園10:15→足柄城10:30→足柄万葉公園10:40→山伏平11:25→矢倉岳11:50→休憩~13:10→地蔵堂14:10
矢倉岳には東西南北 4方向から登ることができます。
北の山北駅から登るとコースタイムが長めですが、それ以外はどこも1.5時間あれば山頂に至ります。
使用した地図はこちら↓
山と高原地図 箱根 金時山・駒ヶ岳 (登山地図 | マップル)
今回は足柄城にも行ってみたかったので、西側の登山口 万葉公園までバスで行き、足柄城まで往復。
その後万葉公園から矢倉岳に登り、南側の地蔵堂に下りる計画としました。
GPSログはこちら。赤いタグをクリックすると、写真が表示されます。
登山口へは小田急線 新松田駅から9:10発の地蔵堂行きのバスで向かいます。
最近 新松田によく来ている気がします笑
バスの車窓からは足柄山地が見えました。一番左に見えるおにぎり型の山が今日のターゲットの矢倉岳。右側には薄く富士山も見えます。天気はいいもののガスってる感じ。
30分ほどで地蔵堂に到着。ここで10分ほど乗り換えのバスを待ちます。
バス停には売店があります。お団子とか売ってました。自販機もありです。
この売店脇の道から夕日の滝経由で金時山に登ることもできるため、半分ぐらいの人はそちらへ向かってました。
こちらがバス停の名前の由来となっている地蔵堂。帰りはここに戻ってくる予定。
大きめの駐車場もあり、20台ほど停まっていました。バスの時間を考えたりすると、車で来るのが楽そうですね~。
奥に見えるのは公衆トイレです。
自分達は10:00発のバスに乗り万葉公園に向かいます。小さめのバスです。
足柄峠とバスには書いていますが、そこまでは走っていません。
10分ほどで終点の万葉公園に到着。バス停からは早速素敵な景色が!!
だいぶ雪が溶けてきましたね。先週はあのてっぺんにいたのかと思うと感慨もひとしお。
今日も紫外線が強そうなので、娘にも日焼け止めを塗ります。
使っているのはこちら。数回一緒に山に行ってますが、焼けてないので効果あるようです♪
ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフ SPF50+ 50g
幼児は皮膚が薄いので、帽子と日焼け止めは必須です!
万葉公園から矢倉岳の登り始める前に、ちょいと寄り道をします。
バス停から更に10分ほど歩くと静岡県との県境である足柄峠があります。そこにいくつか観光スポットがあるので、そちらへ先に寄ります。
バス停からすぐに静岡県との県境です。さっきまで乗っていた箱根登山バスが足柄峠まで行ってくれればいいのに と思ったり。
県境から数分で足柄峠に到着。といってもいまは何もありません・・・看板が浮いてますねw
向かいのお茶屋さんにきれいなトイレがありました。足柄峠は古くは東海道の主要ルートで、江戸時代までは箱根峠と並び関東への入り口として関が設けられていました。
そして近くには足柄山聖天堂があります。聖天様は夫婦円満と子授けの神だそうです。
聖天堂の前には金太郎の石像がありました。足柄と言えば金太郎ですもんねー。その金太郎が大人になって坂田金時と名乗ったので、金時山の名前の由来になっています。
聖天堂の少し先に、目的地の足柄城入り口があります。階段を上がると・・・
城跡から富士山を眺めることができます♪ ここの兵士は毎日こんな景色を見てたんでしょうね~。ここ足柄城は戦国時代に後北条氏によって建てられたそう。駿河と相模の国境ですし峠ですからね、敵を食い止めるために防衛上重要な場所だったのでしょう。
せっかくなので少し散策しました。
二の郭から見る富士山が絶景! 自分もこのベンチで優雅にコーヒーでも淹れたかった!
この景色を見るためだけに訪れても損はないですよー。車で来れるのでダイヤモンド富士とか見に来たいです。
すでにここまでで十分に富士山を眺めた気がしますが、万葉公園まで戻って登山開始です!
最初は公園内を歩きます。足柄について詠んだ歌が万葉集に多く収録されており、石碑に彫られ公園内に飾られています。
関東の人が防人として九州に向かう途中 足柄峠を過ぎるときに、生まれ過ごした土地や家族に別れを告げるため歌を詠んだそうです。防人に選ばれると帰って来れない人も多かったそうな。
そんな歴史を感じながら歩きます。(いまの時代に生まれてよかった)
しばらくは若干下り基調な道を歩きます。人が多くなく、静かな山歩きでした。
時々展望が開け、目指す山頂が姿を見せます。おにぎりのようなこんもりした形をしています。
次第に登り基調になってきます。このあたりはなだらかで歩きやすかったです。
万葉公園から45分で地蔵堂への分岐に到着。帰りはここから地蔵堂へ向かう予定。
すぐに山伏平に到着。山北駅方面への分岐があるだけで特に何もない場所です。
ここからが結構な急坂。階段の高さが高くて、娘を背負いながらの大股は歩きはきつい!
登るにつれ視界が開けてきます。歩いてきた尾根が見えます。結構歩いたなぁ。
その奥には富士山。霞んできたか?!
万葉公園から1時間10分で矢倉岳山頂に到着~。標高差200mほどだったので、あっさり着きました。
山頂はご覧のように木が払われていて展望抜群♪ 富士山はちょっと霞んじゃってますが、皆さん思い思いにランチしてました~。そういえば櫓があったらしいですが、取り壊されてました。右下に見えるのがその残骸。
南側には箱根の山々が見えます。奥に見えるのが大涌谷。噴煙が上がっていました。右の山は金時山です。
南西方向には小田原の町並みと相模湾が見えます。この日はガスっちゃってダメですねorz
さて自分達もお昼を食べ、娘を歩かせます♪
娘よ、後ろに富士山が見えているのはわかっているかい?
傾斜があるので歩きにくそうでしたが、きゃっきゃ言いながら歩き回っていて楽しそうでした。
1時間ほど休憩したら下山します。
矢倉沢に降りてもよかったのですが、今回は地蔵堂へ下りました。
杉林の中を歩いていきます。結構傾斜があり、かつ足元が斜めってたので、ちょいちょい滑ります。
お約束のアングルから鉄塔を撮影。いい天気ですな。この時期になると日なたは暑いです。
途中で矢倉沢への分岐が出てきますが、ここはまっすぐ進みます。
分岐からすぐに渡渉ポイントに着きます。ちゃんと石が置いてあるので濡れずに渡れます。川を渡った後の登り返しが急だった・・・
お茶畑が見えてくればゴールは近いです。大野山麓の山北茶も有名ですが、この足柄茶も神奈川では有名です。
茶畑を過ぎるとすぐに車道へ出ます。車道に出るところに地蔵堂への近道が書いてあるのでお見逃しなく!
近道は万葉うどんの脇を通ります。お昼過ぎですが、待つ人がいるほどはやってました。カレーうどんが美味しそう!時間があれば食べたかったー。
山頂から1時間で地蔵堂へ戻ってきました。このとき気付きましたが、公衆トイレ前から山頂が見えてました。その後、バスで新松田駅へ向かい、小田急線で帰りました~。
山を歩いた時間は2時間ほどでしたが、娘を背負いながらだったので心地よい疲労感を感じる山行でした。
山頂でお散歩できて娘も楽しかったみたいです♪
何よりもお城から見る富士山がきれいでした~。矢倉岳を登りに来たら、是非足柄城まで足を伸ばしてみてください!
新米ママより一言
地蔵堂への下山は乾いた砂で滑りやすくなっており気を抜くと滑落しそうな箇所もあったのでご注意ください。
山頂は日陰がないのでこれからの季節は曇りくらいの天気が良さそうかも。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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