尾瀬 燧ケ岳 ~ 大清水 ピストン 尾瀬沼ヒュッテ テント泊登山 ~
2017/04/26
梅雨の真っ只中、7月第1週の土日に燧ケ岳に登ってきました~。
去年のほぼ同じ時期に至仏山に登ったのですが、その際に燧ケ岳の姿を見て登りたくなりました!それに7/5は山開きで、バッジをもらえるということなので、行くしかない!
今年初のテント泊で、天気予報は両日ともに曇り時々雨でしたが、果たして・・・
たくさんの花たちに出会えた山旅になりました♪
<コースタイム>
2015/7/4~5
1日目:大清水9:50→一ノ瀬10:40→三平下12:10(昼休み~12:45)→尾瀬沼ヒュッテ13:05
2日目:尾瀬沼ヒュッテ6:00→俎嵓8:45→柴安嵓9:05→尾瀬沼ヒュッテ11:50(昼休み~13:00)→三平下13:20→一ノ瀬14:20→大清水15:00
7月第1週はかなり前から尾瀬でテント泊して燧ケ岳に登る計画を立てていました。
テント場は尾瀬沼ヒュッテのHPから予約ができますが、2週間前には土日は予約いっぱいになっていました。
ご予約はお早めに!
1週間ぐらい前から天気予報をちょこちょこ確認するものの、どうにも天気がすぐれない。良くて降水確率30%。
山頂が雲の中なら、花を見てテント泊だけでもいいやと思い、行って来ました!
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山・会津駒ヶ岳 (登山地図 | マップル)
自宅を朝の4時に出発し、9時半に大清水に到着。この日は60台ぐらいが止まっていました。
駐車場代を払って出発です。
初日は、標高1,760mの三平峠を越え、標高1,660mの尾瀬沼で幕営します。結構標高差はありますが、道が長いので険しくはありません。
看板の横にはニッコウキスゲが一輪だけ咲いていました♪
大清水からは未舗装車道を歩きます。一般車両は通れず、700円で低公害車に乗って15分で一ノ瀬まで向かうこともできます。
もともと大清水から尾瀬沼東を通り沼山峠に抜ける道路の建設計画がありましたが、計画は途中で頓挫。その際、途中まで作られたのがこの道路です。
斜度はきついですが、歩きやすい道なのでそれほど疲れません。
車道の整備もいいですが、ベンチを途中に置くぐらいしたらいいのになぁと思いました。
鳩待峠に集中する尾瀬観光客を分散させる目的で運行しているそうですが、大清水からの道は標高差がありますから登山者以外はなかなか気楽に通れる道ではないかと思いました。
一ノ瀬(標高1,420m)には大清水から50分で着きました。トイレ有りです。休憩はせずに進みます。
橋を渡って、左の登山道に入り、川沿いを進みます。
このあたりでかなりの箇所 虫に足を刺されました・・・。短パンを履いていた自分が悪いです(涙)
川を渡り、左岸に移ると登りが始まります。急登ではなく、徐々に高度を上げていきます。
この岩清水で標高差で言うと一ノ瀬から三平峠まで半分でしょうか。尾瀬沼東岸を通す道を建設中に、元の岩清水は壊されてしまったそうです。
もう少し階段道を登ると尾瀬名物 木道が現れます。
木道が出てくれば峠まではすぐです。
このあたりで雨が降ってきてしまい、慌ててザックカバーを装着します。
一ノ瀬から1時間10分で三平峠に到着。雨が降っているので、先を急ぎます!ここからは下りになるのですが、雨で木道が滑る!
何も買わずに休憩するのも申し訳ないので、たい焼きを買いました♪エネルギー補給!
30分ほどすると雨がやんできたので、尾瀬沼ヒュッテを目指します。
ここからは尾瀬沼湖畔をぐるっと歩きます。ここからは花達が楽しませてくれます♪
まずは水芭蕉!終わりかけの時期ですが、数株見ることができました。
花は真ん中の円柱状の部分って知ってました?!
そうこうしていると20分ほどで尾瀬沼ヒュッテに到着。
13時からテントの受付をしているので、早速受付をします。
ここのテント場は30張だけで、完全予約制です。
黄色い数字の場所がテントサイトです。細かく分かれています。8番や自分が使った9番は他のサイトから離れているので、静かで快適です♪
こんな感じで森の中に板張りのサイトが設けられています。平らで寝心地もいいです!
テントを設営した後は、ヒュッテ周辺を散策しました。
ヒュッテの隣には尾瀬沼ビジターセンターがあります。尾瀬の植物や、クマ情報を展示しています。
星空鑑賞会なども催されているので是非!
続いてヒュッテの隣にある大江湿原を散策しに行きます。こちらも花の宝庫です!
こちらはノビネチドリ。
ニッコウキスゲは一輪だけ咲いていました。つぼみはたくさんあったので、もう2週間もすれば辺り一帯咲き乱れそうです。
他にもたくさん咲いていましたが、きりがないのでこの辺で(笑)
1時間ほど花の写真を撮りながら歩きました♪
戻ってきてヒュッテ前のベンチで夕飯にします。この日はカレーです!コッヘルでご飯を炊いて、カレーもルーからコッヘルで作りました♪
鍋と違って水加減が難しいですが、美味しかったです!
ご飯の炊き方はこちら。
ご飯の後は、ヒュッテでお風呂に入りました。石鹸・シャンプーは使えませんが、500円でシャワーと浴槽を利用できます。
おなかも満たされ、お風呂でさっぱりして、19時半には寝てしまいました~。夏用シュラフでちょうどいい気温でした。
途中、23時に雨で起こされます。その時は、明日の登山は見合わせかなぁと思っていました・・・
2日目
4時半に起床しますが、まだ雨が降り続いてます・・・
しょうがないので2度寝して5時半に起きると、なんと、雨があがっていました!
ヒュッテのテレビで天気予報を見ると、午前中は降らなそう。テントはそのままに急いで準備して燧ケ岳へ向かいます!
燧ケ岳を登る登山道はいくつかありますが、ナデッ窪と見晴新道が通行止めになっていたので、長英新道からピストンで登りました。見晴新道は去年も通行止めだったので、もう復旧はされないのでしょうか・・・至仏山とあわせて登る時には便利な登山道だと思うのですが。。。
6時に出発し、長英新道の入り口へ向かいます。尾瀬沼を左回りに歩くと、20分ぐらいで登山道入り口があります。
初めは標高を上げずに森の中を歩きます。先ほどまで雨が降っていたので、道はぐちょぐちょです。かなり歩きにくかったです。
こんな感じに標高差 約70mおきに、看板があります。頂上(俎嵓(まないたぐら))は10合目です。
1合目までが長かった。
3合目あたりから段々登りになってきます。このあたりは川になってました。端っこを歩くのですが、滑る滑る(汗)
6合目からは燧ケ岳のピークのひとつ俎嵓を確認することができるようになります。
会津駒ケ岳も見えてきます。残雪期にあの稜線を歩きたい!
7合目を過ぎて階段をいくつか登ると、ミノブチ岳に着きます。
ここからはこれから登る俎嵓をはっきりと視認できます。
このあたりはハクサンシャクナゲが群生しています。満開になるのはもう少し先です。
俎嵓に向かいます。雪渓がありますが多くの登山者に踏み固められているので、問題無しです!
ですが、テント撤収を12時までにしないといけないので、早々に燧ケ岳の最高峰 柴安嵓(しばやすぐら)を目指します。
こちら↓の柴安嵓のほうが、俎嵓よりも10mほど高いです。そのために、60m降りて登り返すことになります。
山頂手前に雪渓が見えますが、この時期はアイゼン不要です。
20分で燧ケ岳最高峰 柴安嵓に到着!
東北地方で最も高い場所です。
山頂では檜枝岐村の方がバッチを配ってました。どうやら9時から配布しているようです。
この前日は会津駒ケ岳で開山バッチを配ってたそうです。
山頂からは尾瀬ヶ原と至仏山が見えます。去年の今頃はあっちから燧ケ岳を眺めていたんだなぁ。
こちらは平ヶ岳です。百名山の中でも、登頂が難しい山です。登るのは相当先かな(笑)
尾瀬沼も眼下に広がります。奥には先月登った白根山が見えます。やはり特徴的な形をしてますね~。
景色を堪能したら、休憩はあまりせず下山します。12時までにテントを撤収しないといけないので・・・
下山も同じルートなので割愛!
登りの時よりもだいぶ水は引いていました。
尾瀬沼まで降りると、山頂が見えました。右から俎嵓、柴安嵓、赤ナグレ岳です。俎嵓が一番高く見えますが、気のせいです!
どんより天気でしたが、雨に降られず良かったです。
12時前にテント場に着き、撤収した後、ヒュッテ前でお昼ご飯を食べ、大清水まで帰りました~。
同じ道なので省略しますが、行きは見つけられなかったギンリョウソウを見つけました。
目玉の親父とも言われています(笑)
大清水には15時に到着。自宅へ戻りました~。
土日の天気が悪かったせいか、道が空いてました♪
同じコースを日帰りで登る方もいらっしゃるようですが、せっかく尾瀬沼に行くなら大江湿原など尾瀬沼周辺を合わせて散策するといいと思います♪
季節によって咲いている花が違うので、また行きたいです!ニッコウキスゲが咲き乱れる時にも行ってみたいです!
雨に泣かされる山行が続いているので、早く梅雨が終わって欲しい!!
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