新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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紅葉の大山三峰山 (丹沢) ~ 土山峠 → 大山阿夫利神社 日帰り登山 ~ 

      2019/02/12

12月の第一水曜日に、丹沢の大山 三峰山に登ってきました~。

自宅から最も近い百名山の丹沢。近頃は丹沢の著名なルートは登りつくそうと密かに思っております。
未踏ルートの中で今回チョイスしたのが宮ヶ瀬湖から大山まで伸びる稜線。名前はないようですが、三峰山を最高点とする9kmの稜線です。

主峰の大山三峰山は一つ谷を挟んだ丹沢三峰山と比べ低く標高935mの低山ですが、鎖場や崩壊地が続き事故が多い山です。

最近長時間歩いていないので、久しぶりにロングルートを歩いてきました~。

「紅葉の大山三峰山」

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<コースタイム>
2018/12/5
土山峠9:30→辺室山10:20→物見峠10:50→三峰山11:55→休憩~12:10→唐沢峠12:55→大山13:55→休憩~14:25→阿夫利神社下社15:00→大山ケーブルバス停15:30

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1.ルート

三峰山へは最短の煤ケ谷と不動尻を登山口にして登る人がほとんどです。
稜線は大山まで続いているものの、通して歩く人はあまりいないみたい。
三峰山から南に行くと不動尻への分岐の先が破線となってるからかな?

三峰山周辺は鎖場やハシゴが連続しますが、それほど難易度が高く感じませんでした。
おそらく登山始めたばかりで塔ノ岳や鍋割山などを登った次に行くと、難易度が高く感じると思います。
高度感ある場所もあるし、岩場もあるし。歩き慣れていないと事故が起きるのかも。

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 丹沢

 

2.山行記録

小田急線本厚木駅に着いたのが8:20。駅前の松屋で腹ごしらえをして8:40発の宮ヶ瀬行きのバスに乗ります。
この路線は丹沢三峰仏果山南山白山などの東丹沢の低山へのアクセスバスとなってます。
自分も乗るのが今回で5回目。東丹沢はアクセスがいいので行きやすい山域です。

50分ほどバスに揺られるのですが、団体の登山客が騒がしい…仕方なく耳栓をしてウトウト。9:30に土山峠に到着~。

いまは宮ヶ瀬湖と同じ高さにある土山峠。ダムができる前はここから湖底の宮ヶ瀬集落まで下り道になっていたそうな。

バス停から少し戻り登山口へ。クマの看板…東丹沢は丹沢の中でも特にクマの目撃が多いです。この日は普段つけない熊鈴を持ってきましたよ。

クマも多いけど、ヒルも多いんですよね。登山カード入れについてるスプレーはヒル除けです。さすがにこの時期はもう寒いので出ないけども。

橋を渡って登山開始!! 子供のお迎えがあるので16時までには下山せねば!7掛けを目安に頑張ります。

序盤は樹林の中をユルユルと登って行きます。ちとガスが多い天気。雨は降らないと思うけども。

濡れた落ち葉が滑ります。平日でマイナールートなので尚更遭難したくない!

なんとなーく踏み跡は付いていますが、慣れない方は迷いそうな道です。管理用の道もあり、踏み跡はいろいろな方向に付いています。

まだ葉が緑で最近倒れたっぽい樹がいくつかありました。そういえば夏に行った雁坂峠が倒木すごかったなぁ。

倒木エリアを超えると稜線に出ます。ここから大山でずっと稜線です。…樹林帯だから半分以上展望ないけどw

歩き始めて50分で辺室山に到着。1か月振りの登山でどうにも体が重い…

山頂は樹林の中ですが、冬は葉が落ち隙間から展望があります。横浜のランドマークタワーが見えますね。

こちらは江の島と三浦半島。雲が低く変な天気。

そしてこれから進む三峰山も見えます。…遠いぞ(汗)先は長いので休まず進みます。

平日のマイナールートなため、ここまで誰とも会わず。
辺室山から20分のここで、看板の奥から上がって来る方と遭遇。地図を見ると鍋嵐から登ってきている様子。地図にはないルートだけど、まだまだ丹沢には知らないルートがありますな。

辺室山からは細かなアップダウンが続きます。標高はたいしたことないのに徐々に体力を削られていきます。
お次は物見峠に到着~。

名前の通り東京方面が開けています。手前に見えるのは仏果山などが連なる中津山地。

煤ケ谷や裏ヤビツへの分岐にもなっており、ベンチが置かれています。

ここから段々と道が細く、アップダウンが激しくなってきます。ストック持ってくればよかったぜぃ。

西側には雲海の向こうに丹沢三峰が見えます。西からの雲を丹沢主脈が堰き止めてくれてるみたい。

レコでよく見る看板が登場。ここから先、どんなデンジャーゾーンが待ち受けているのか…

大山までのこの道は東側から多くの稜線が合流しているため、地図にない道が沢山あるようです。
この看板にもこっそりマジックでバリエーションルートが書かれています。

再びの注意看板。

三度目の看板。…どんだけ危険な道なんだ?!

話は逸れるけど、前回の要害山からカメラのレンズの調子が悪く、ズームをするとピントが合わない…
単焦点のような使い方をしているので、被写体に合わせて前後移動しまくり(笑)
北海道縦走中にレンズが壊れて、直して1年ちょいなのだが…

使ってるカメラはこちら。全然カメラの性能を引き出せてないので、上手くなりたい。。
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さて、看板に書いてあった崩壊地がこちら。現在進行形で崩壊が進んでいる様子。いまにも樹が落ちそうです。

道はきちんと確保されているので危険な感じではなかったです。ゆっくり歩けば大丈夫。

崩壊地を過ぎると三峰山が牙をむき始めます。傾斜が厳しい鎖場もあり、

梯子あり、三峰山に近づくにつれアップダウンがさらに激しくなり骨が折れます。

登りきったかなぁと思ったら三峰山北峰。三峰なので最高峰の南峰まで一旦降りて中峰を越える必要があります。

出発から2時間半、三峰山南峰に到着~。標高935mの低山なのに、結構疲れた!

山頂は狭いですがベンチあり。ここでパン休憩とします。

風が寒く体が冷えるので休憩はそこそこに、不動尻方面へ進みます。ここまで6がけのペースで、お迎えに間に合いそう。

樹林の間からは今日の最終目的地 大山が見えてきました。すでにここらで体力ヘコヘコだけど、ここからまだまだ登りが続きます。

ここから先がちと道がわかにくいポイントで、迷うレコをいくつか見かけました。
南峰から20分歩くと不動尻との分岐です。稜線を歩いているとこの杭だけあって、不動尻への道は左側に一段下がったところにあります。そのまま歩いていると見逃しそう。自分は大山方面へ向かうので、この稜線を直進。ここから先は地図だと破線になっているので気を引き締めて進みます。

どんな危険な道かと思ったら、なだらかで広い稜線になっていて迷いやすい道でした。
でもうっすら踏み跡があるので、山歩きに慣れてる人なら大丈夫。

唐沢川へ降りてしまう人が多いらしく、迷いそうな箇所はロープがしてあります。

20分歩くと不動尻からの道に出ます。ここまで破線ルートなので少し緊張したけど、そんなに迷いやすい道なのかな?

古い看板を見ると小さく「三峰」の文字。破線だから看板がないのか。

合流から先は人が多く歩くルートだからか、道は明瞭。ベンチのある唐沢峠からは再び登りが続きます。

やりすぎだろって思うぐらいの檻のような道。以前事故でもあったのでしょうか。

鎖場を超えると肩のような場所に出ます。大山山頂のアンテナが近づいてきました。

桜のゲートをくぐります。200mぐらい続いていたので春に来ると綺麗そうですね~。

続いて電線をくぐり、山頂までラストスパート!山頂の電波塔はどこから電気を取ってるのかと思ったら、日向のほうから取ってるんですね。鳥居のような電信柱は初めてみました。

この辺りは刈払われていて、展望がよかったです。空はどすぐらいけど、雨は持ちそうだ!

振返れば三峰山も遠くに。たいした時間歩いてないけど、結構累積標高差がありましたよ。ここまでは丹沢主脈に平行するように北から南へ歩いてきましたが、ここで稜線は西へ向きを変え山頂へ続きます。

ひぃひぃ言いながら坂を登ると、下社と山頂に向かうルートに合流~。山頂までもうちょっとだー。

いつもこのルートは下りで使うので、登るのは初めて。階段が整備され実に歩きやすいです。

膝が笑いながらも山頂に到着~。土山峠から4時間半で着けました。通算4回目の登頂です。塔ノ岳の次に登ってるピークかな?

東京・神奈川のたいていの場所から見える大山なので、展望は抜群!!遠くスカイツリーまで見えました。
関東って平らですよね~(笑)

今日歩いてきた辺室山や三峰山が一望できます。まだ下山が残ってるけども、充実感のある一日でした。

大山の山頂は平日でもちょこちょこ人がいます。パン休憩していたら隣にいる大学生に声を掛けられしばし話しました。
来年から社会人になるそうで、「社会人として心がけてることは何ですか?」とまじめの質問を受けタジタジw
内心、有休使って子どものお迎えまでに登山している僕が答えていいのかと思ったり(笑)

道中ずっと見えていたアンテナを見たくてトイレの裏側から続く道を進みます。どうやら民放のアンテナらしいですね。うちもここの電波を受信してるのかなぁ。

裏手に行って気づいたんですが、大山の山頂ってぐるっと回れるって知ってました?!いつもどこから富士山見るんだろうと思ってたら、裏手から見るのね…知らなかった。
まぁこの日は麓がちらっと見えただけなんだけども。

丹沢も三峰より奥は雲の中。大山は雨降らずに済みました。

裏手をぐるっと回ると鳥居の所に出ました。ここに通じてるのね。

さてさて、いつのもの歩きなれた道に出たら、バス停目指し下って行きます。途中 箱根の山々に降り注ぐ光が神々しかったです。

阿夫利神社への道は何度も歩いているので省略。詳細見たい方はこちらをご覧くだされ。
毎回神社手前の階段が急すぎてコワイ。

山頂から35分で大山阿夫利神社下社に到着~。下山の報告をしたらバス停へ向かいます。

今回のルートをこの時期に選んだのは、もう一つ理由があって、それが紅葉!下社より低い所ではまだまだ見ごろでした。

毎回気になる下社 下の”ルーメソ”。暖簾替わりなのだろうか?

前回娘と来た時はロープウェイで降りましたが、今回は女坂を歩いております。この先に紅葉の名所があるのでね!

それがこちら。女坂の中間にある大山寺の紅葉。なかなかに鮮やかな赤~。

階段に並ぶ童子は一体一体顔が違うんですね。夜見たら怖そうだw

シーズンからは少し遅れちゃったけど、まだまだ綺麗です。

紅葉を見たら更に下り、大山ケーブル駅を通過。

駅の前では桜?!が咲いています。今年の冬は異常に暖かいですよね。雪も少ないし、楽しく雪山に行ける日は来るのだろうか。

駅からはお土産屋さんが連なります。大山は豆腐料理が有名。いつも食べたいと思いつつ、帰路を急いでしまう。。

出発から6時間、15時半に大山ケーブルバス停に到着~。

その後、伊勢原駅から電車で帰りました~。
無事に子供のお迎えに間に合いました!

 

3.あとがき

久しぶりのロングコースを歩いたら、翌日からがっつり筋肉痛になりましたw
三峰山から先は膝が笑うし、登りが辛かったー。
でもアクセスよく長時間 歩ける貴重なルートなので、神奈川住みの山好きにはオススメしたい!

逆に登山初めてすぐの方は避けた方が賢明と思います。
もっと展望良くて安全な山はいくらでもありますし!

大山はあと一つ、北からの稜線ルートがまだ歩いていないので、近いうちに行きたいと思ってます。

 

4.装備/持ち物

ウェア

詳細はこちら→無雪期装備 ウェア編

種類 持ち物 使用
ソフトシェル パーカ mont-bell ノマドパーカ
ソフトシェル パンツ mont-bell フリーライドパンツ
フリース mont-bell クリマエア ジャケット
アンダーシャツ mont-bell スーパーメリノウール EXP.ハイネックシャツ
アンダータイツ mont-bell ジオラインEXP.タイツ
ダウン mont-bell スペリオダウンパーカ
グローブ 軍手
靴下 mont-bell WIC.ウォーキング ソックス
帽子 montbell フィッシングハット
ギア/道具/食べ物etc

 

種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
夏靴 mont-bell アルパインクルーザー 2500
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ Xperia GX SO-04D
VAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 丹沢
ツェルト mont-bell ライトツェルト
飲み物 アクエリアス
食べ物 菓子パン4個

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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