新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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櫛形山 ~ ほこら小屋 1泊2日 避難小屋泊 ~

      2019/03/18

12月の第2週の土日に櫛形山に登ってきました~。

櫛形山と聞いてどこ?と思ったあなた! 櫛形山は南アルプスの2,000m峰で、麓から見る姿がまさに櫛のように見えるのでこの名前が付いています。
場所的には夜叉神峠を挟んで鳳凰三山の南側にあり、皆さん中央道を移動している時に必ず目にしているはずです(笑)

自分も登るまで意識しなかったですが、山頂は南北に長く緩やかでアルプスと思えないほど穏やかな山でした。

この日はもともと岩手山に行こうと思ったのですが、天気が悪かったので山を変更。
当日朝発のお気楽 忘年会登山となりました~。

「忘年会登山」

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<コースタイム>
1日目:2018/12/8
中尾根登山口10:25→ほこら小屋11:35→休憩~12:00→裸山12:40→アヤメ平13:20→櫛形山14:00→休憩~14:25→ほこら小屋14:50

2日目:2018/12/9
ほこら小屋6:50→中尾根登山口7:30

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1.ルート

櫛形山は南北に長く、東西からいくつも登山道が伸びています。以前は北の芦安からも道があったようです。
地図を見ると東からの登山道は途中林道を横切っているようなので、きっとそこには数台車を停められるスペースがあるだろうと見込み行ってみると、中尾根登山道との交点にスペースを発見!ここに車を停めて登りました。
おかげで標高差500mほどのお気楽登山でした~。

山と高原地図 北岳・甲斐駒

 

2.山行記録

早朝出発で中央道で山梨県へ。
途中のスーパーで買い出しを済ませ、甲府盆地を西へ進みます。向かう先にはこれから登る櫛形山の大きな山容。櫛のような台形の形をしています。上だけ雲被ってるなぁ。

林道の途中にある展望台に寄ってみるものの富士山や八ヶ岳はガスの中。。うーむ。
ここは甲府盆地の夜景がキレイに見えるそうで、恋人の聖地となっている模様。なかなか山深いとこなので、夜に車で来るのはちと怖そう。

更に進むと目論見通り中尾根登山道と林道との交点に3台ほどの駐車スペースを発見!!
車を停めたら準備をして登山開始!

駐車した場所には麓から延びる登山道の標識があります。(登山道歩いていて途中に道があるとテンションダダ下がりですよね。。)

登山道は駐車場と道を挟んだ反対側の斜面の階段へ続いています。

10時過ぎと登山としてはかなり遅めのスタート。
道は落ち葉が深く、静かな森歩き。麓から見た通りガスってますねぇ。

斜度はゆるく登りやすい道。標高100mおきに表示があります。ありがたい!自分は登山中あとどれくらいで山頂か標高をチェックしてしまうタイプです。

巨木を眺めながら進みます。数日前に丹沢の大山を縦走しており、この日はがっつり筋肉痛が残っておりますw
この日は鳳凰三山も候補にあったけど、見送りましたw

ユルユル登ること1時間15分、ほこら小屋に到着~。めちゃ近いw
左に見える建物はトイレです。小屋の前は開けた草地で、テント場となっています。

小屋の中はとってもキレイです。詰めれば15人ぐらい寝れるかな。ありがたく使わせていただきます。

地図には由来となった祠があると書いてあったので探してみると、木の根元に小さな祠を発見。…これ?!

さて早速荷物を降ろしたら山頂へ向かいます。小屋を出たら青空が広がってきました!

小屋からひと登りすれば裸山と山頂の分岐。ここまで来ると台地に出ます。櫛形山は不思議な形をしていて、山頂はなだらかな平地が広がっています。まずは晴れているうちに展望がある裸山へ向かいます。

葉を落とした樹々の間に青空が広がります。寒くもなく心地いい気分。

カラマツの巨木が所々に生えています。ここまで大きくなるのに何年かかるのだろう。不思議な形なのは一度切られてるのかな?

推定300歳のカラマツ。人が入る前の日本の山って、巨木だらけだったんでしょうね。

巨木に癒されながらのハイキング。また季節を変えて訪れたい場所です。

小屋から40分歩くと裸山の麓の看板に到着。この景色を見ると本当に標高2,000mあるのか?と思わせる穏やかな雰囲気。

看板から5分で山頂に到着!さっきまでガスってたのが嘘のよう。

開けた山頂からは南アルプス北部の山々が一望できます!

アップで白根三山。右から北岳・間ノ岳・農鳥岳。標高2,800mぐらいから雪が積もってるのかな?

そして鳳凰三山。夜叉神峠からの稜線が伸びていますね~。まだ雪はないみたい。

裸山の山頂は展望が開けていると言っても、南アルプス南部は木に遮られて見えにくいです。覗いているところを取られていたw

裸山の山頂はぐるっと回るように道が付けられています。途中南アルプス南部がチラリと見えます。双耳峰はなんだろう。笊が岳?

櫛形山の山頂も見えます。こうしてみるとほんとなだらか。

歩き足りないのですぐに山頂に寄るのではなく、アヤメ平に足を伸ばします。少しだけ下ります。

10分ほどでアヤメ平に到着~。当然、この時期には咲いていません!

アヤメ平にも避難小屋があります。

こっちの方がほこら小屋より小さいかな?中はとても綺麗です。

さて、小屋探索を終えたら戻り櫛形山の山頂を目指します。

30分歩いて櫛形山に到着~。ほぼ登りなく平坦な道でした。

山頂は樹林の中ですが富士山方面だけ開けています。あえて切ってくれたのか。

富士山をアップで見ると…雪が少ない! 今年も暖冬っぽいですね~。モフモフな雪が恋しい。

富士山を堪能したら小屋へ戻ります。すっかり晴れましたね~。時間的には十分これから下山できる時間ですが、あえて小屋に泊まります。野宿万歳w

小屋裏の水場で水を汲みます。おいしい水が湧いてるしトイレあるし、ほこら小屋 快適すぎる!水は美味しかったです。

さて、あまり歩いていない一日ですが、すき焼き忘年会開始! ワインも背負ってきました(笑)

山のすき焼きほどうまいものはない!!お腹が一杯になったら19時には寝ていましたzzz

そうそう、テントや避難小屋泊の時便利なのがソーラー式の折りたためるライト。
↓のライトを天井に吊るしておくだけで十分明るいです。冬山でも使えているのでオススメ。昼間にザックの外にぶら下げて充電するだけで縦走にも耐えられます。

solar puff

翌日は5時半に起床。片付けて6時50分に出発~。夜は最低気温0度とそれほど冷え込まなかったです。

下山は登りと同じ道なので省略~。やはり夜は冷えるようでシモバシラに霜華が咲いていました。初めトイレットペーパーと見間違えたのは内緒です。

下山後、帰りに寄った展望台では富士山がキレイに見えました。雲が多めな不安定な気候ですかね。

この後、甲州高尾山に登りにいきました~。

 

3.あとがき

櫛形山は標高2,000mある二百名山でありながらも、数時間で登れてしまう南アルプスの展望台でした。

寝坊した日や直前まで山が決まらない、そんな時に登ってみてはいかがでしょう?!

最近はテントが張るのが面倒で、冬山の避難小屋泊にはまりつつあります。
軽いし、食べ物持ち込めるし、撤収も楽だしw
誰もいない冬だからこそできる山行です。

 

4.装備/持ち物

ウェア

詳細はこちら→雪山装備 ウェア編

種類 持ち物 使用
ハードシェル ジャケット mont-bell ドロワットパーカ
ハードシェル パンツ mont-bell アルパインパンツ
フリース mont-bell クリマエア ジャケット
アンダーシャツ mont-bell スーパーメリノウール EXP.ハイネックシャツ
アンダータイツ mont-bell ジオラインEXP.タイツ
ダウン mont-bell スペリオダウンパーカ
ダウンパンツ mont-bell スペリオダウンパンツ
グローブ mont-bell OutDry アルパイングローブ
グローブ ショーワグローブ No282 防寒テムレス
靴下 mont-bell メリノウール アルパイン ハイソックス
帽子 ARC`TEYX ローリング ワード トークR
ギア/道具/食べ物etc

詳細はこちら→雪山装備 ギア編

種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
夏靴 mont-bell アルパインクルーザー 2500
ストック モンベル アルパインポール
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
ライト
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ VAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
シュラフ mont-bell UL.スーパースパイラル ダウンハガー 800 #0
シュラフカバー mont-bell ブリーズドライテックU.L.スリーピングバッグ カバー ワイド
マット THERMAREST Z Lite Sol Zライト ソル
ツェルト mont-bell ライトツェルト
ストーブ PRIMUS P-153 ウルトラバーナー
ガス缶 PRIMUS ハイパワーガス(小) IP-250T
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 北岳・甲斐駒
飲み物 ポンジュース1L
食べ物 菓子パン4個・すき焼き

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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