白馬岳 ~ 猿倉 → 大雪渓 → 白馬大池 → 栂池 白馬岳頂上宿舎 テント泊登山 ~
2017/04/27
お盆休みの前半、白馬岳に登ってきました~。
スキー場で有名な白馬ですが、行く前は白馬岳のことは正直あまり知らなかったです。大雪渓の写真は見たことあったので、歩いてみたいなぁと思ったので行ってみたのですが、色々と想像以上にすごかった!
天候にも恵まれ、大満足な山旅になりました~。
<コースタイム>
2015/8/9~10
1日目:猿倉6:10→白馬尻小屋7:10→白馬頂上宿舎11:30→昼休み~13:00→白馬山荘13:45→白馬岳14:10→白馬頂上宿舎15:10
2日目:白馬頂上宿舎4:45→白馬岳5:15→三国境6:25→小蓮華山7:00→白馬大池山荘8:20→昼休み~9:00→乗鞍岳9:20→栂池平10:55
白馬岳はルートがたくさんありますが、初回の今回は大雪渓を登るルート選択!
猿倉から大雪渓を登って白馬岳頂上宿舎にテント泊し、白馬三山を縦走して白馬鑓温泉に浸かって猿倉に下山する周回ルートを考えていましたが・・・
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 白馬岳 (登山地図 | マップル)
1日目
会社が夏休みに入り最初の日曜日、車で猿倉を目指します。
お盆weekと言えど、夜中の高速は空いています。4時間弱で猿倉に到着。1時間半 寝て、スタートします。駐車場から目指す白馬岳が見えます!どっしりとしていてカッコいい山容です。
ちなみに猿倉は駐車場代が無料♪この日は6時には満車でした。
駐車場の上には猿倉荘があります。トイレありです。
ここで登山届けを提出します。受付のおじさんが一枚ずつ登山計画を確認していて、アドバイスをくれます。自分は頑張れと言われたので、頑張ります!人気の山だけあって、遭難者も多いので気を引き締めます。
ここから1時間ほどは、車用の砂利道&軽い登り坂を上がっていきます。これから歩く大雪渓に向けて、体を温めておきましょう!
車道が終わると、15分ほどで白馬尻小屋に着きます。ここから頂上宿舎までトイレはないので、しっかり済ませましょう!
小屋前の広場からはこれから登る大雪渓が見えます。早く歩きたくてテンション上がります(笑)
よくよく見るとすでに歩いている方もいます。暗いうちにスタートしたのでしょう。
10分ほど歩いて大雪渓の淵にたどり着きます。ここでアイゼンを装着!購入してから初めて使います。
自分が使っている軽アイゼンはこちら↓
モンベル(mont-bell) スノースパイク6
ベルトがプラスチックの製品もありますが、劣化が怖いのでヒモタイプを選びました。
ヒモでも自宅で一度長さを調節すれば、山では1分ぐらいで両足装着することができます♪
バックルで留めるだけなので、安くて使いやすいのでオススメ!
大体の方は軽アイゼンで登っていました。自分は六本歯で登りましたが、十分に安定していました♪ 急な箇所もあるので、安全のためにもつけましょう!
アイゼンは猿倉荘でも白馬尻小屋でも四本歯のものが売っていました。
快晴のもと、大雪渓を登ります!
かなり歩かれている道なので、ステップができているのでそれに合わせれば楽に登れます♪
ザクザクアイゼンを立てながら登るのが楽しすぎます!結構急な箇所もありますが、楽しすぎて疲れ知らずで飛ばして登ります♪
振り返ると結構高度感があります。
夏なのにこんなに大きな雪渓が残っているのが不思議な感じです。雪の上はとても涼しいです。日差しが照り返すのでサングラスがあるといいかもしれません。
雪渓で気になるのは、やはり落石。人より大きなサイズの石がゴロゴロしています。
石が照らされて高温になり、周りの雪が溶けるそうです。いつかこの石も転がっていくのでしょうか・・・
登山指導員に注意されている人もいましたが、石に座るのは厳禁です!
上を見るとこんな感じで白馬岳と杓子岳を見ながら歩けるので、まったく飽きません!
雪渓上部は溶けて崩落がはじまっているので、途中から右岸を歩きます。楽しかった時間も1時間ほどで終わりです。ここからが長かった・・・
完全にハンガーノックで、コースタイムで歩くのが精一杯でした。考えたら、朝出発前にハンバーガーひとつしか食べてなく、睡眠時間も1.5時間だけだったので、そりゃ体調悪くなりますよね。簡単に食べられる行動食を持って行かなきゃだめですね。
このコースは上部にならないと雪渓に入ると2時間ぐらいはゆっくり休憩できる場所がありません。
雪渓を登りきった、葱平より上はお花畑が広がります。オオカサモチが特に目に付きました。
花を眺めながら、体力回復しつつ登ります!
頂上宿舎が近づいてくると、また違う花が楽しませてくれました♪
バテバテになりながら、雪渓から2時間で白馬岳頂上宿舎に到着。早速、テントを張ってお昼ごはんを食べます。
11時半の段階で3割ほどテント場は埋まっていました。
この日は日差しが強く、日中暑かったです。夜は12℃ぐらいで夏用シュラフで快適でした。
おなかが膨れたら山頂を目指して歩きます。テント場から山頂までは標高差約200mほどの尾根歩きです♪
途中尾根の西側に旭岳が見えます。あちら側に歩くと黒部渓谷鉄道の欅平駅に行けるそうです。道中に温泉もあるみたいなので次回かな(笑)
山頂とのちょうど真ん中ぐらいに白馬山荘があります。日本最大の山荘で、この日もかなりの数の人が泊まっているようでした。
なかなか気安く登ってこれるところではないと思いますが、みんなすごいな・・・
山荘から登ること25分、頂上に到着!この写真は天気いいですが、この後ガスってしまったので山頂からの景色は翌日の朝の写真を後ほど載せます。
テント場に戻ると、数がものすごく増えています。早めに張れて良かった!大雪渓を登るルートだと最短でテント場にたどり着けます。この日は疲れたので昼寝して、夕飯を食べて20時には就寝zzz
だいぶしんどかったので、この時点で明日 白馬三山を縦走するのは諦め、白馬大池経由で栂池に降りることとしました。
2日目
4時前に起床し、ご飯を食べてテントを撤収。まずは白馬岳山頂を目指します。
日の出は間に合わなかったですが、白馬岳の脇から登る朝日を見ることができました。
この日は体調がよく、昨日とは違い疲れ知らずでここまで来れました。ちゃんと寝て食べないとだめですね!
頂上から南を向くと北アルプスの山々が見えます。手前が杓子岳でその奥が白馬鑓ヶ岳です。向こうも歩いてみたかった~。
アップにすると白馬鑓ヶ岳の向こうには双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えます。手前の尾根は八方尾根です。冬に八方池を訪れて白馬三山を見てみたい!
そして上の写真の右側に見えているのが、剱岳と立山です。剱岳のどっしりとした山容がカッコいいです。こっちも近いうちに行きたい!
東側を見ると、妙高山や火打山、高妻山や戸隠山などが見えます。こちらの山々は紅葉の時期に登りたい!山に登ると次に登りたい山が増えるから困りますw
昨日登った大雪渓も見えます。歩いてきたルートがはっきり見えるので、達成感を感じることができます。まったくもって飽きない展望だったので、1時間弱 写真とったりぼーっとしていました。至福の時間です。
さて、山頂からは栂池方面へ降ります。
まずは小蓮華山 方面へ縦走します。この尾根道も景色が良さそう!
30分ほどで三国境に到着。富山県・新潟県・長野県の県境です。
正面に見えるのは二百名山の雪倉岳です。こんな景色を見ながらの縦走なので、あっという間です♪
さらに進んで100mほどの登り返しを登ると小蓮華山に到着。山頂には剣があります。何でだろう・・・
ここで辿ってきた道を振り返ると、白馬岳がその雄姿を見せてくれます♪栂池側から登るとこの景色を見ながら歩けるので、こっちもいいなぁ。
景色を見てばかりでなかなか進めないですが、先に進みます!
小蓮華山を過ぎると、白馬大池が見えます。標高2400mほどの場所に、かなり大きな池があるのがわかります。ほとりに見えているのは白馬大池山荘です。
小蓮華山1時間20分で白馬大池に到着。下から3時間でここまで来れるので、ここのテント場に一泊して白馬岳に登るのもいいですね~。
ここからは樹林帯の中をジグザグに降りていきます。
乗鞍岳から1時間半で栂池平到着~。このあたりを散策に目的に来ている方も多くいました。むしろ登山者のほうが少数です。
栂池平からはロープウェイに乗り、栂池まで下り、バス出発の時間までに30分あったので栂の湯に入り、バスで八方バスターミナル経由で猿倉まで戻りました~。
交通費が結構かかりました・・・(ロープウェイ:1,920円 バス 栂池→八方バスターミナル:520円 八方バスターミナル→猿倉:930円)
栂池には売店・食堂、八方バスターミナル近くには温泉・コンビニ・ラーメン屋がありました。
こうして晴天のもと、白馬岳登頂を果たすことが出来ました♪
雪渓・お花畑・頂上からの景色・白馬連峰や白馬大池を眺めながらの縦走と、登山の楽しみの要素がすべて詰まっている山だと感じました。そりゃ人気なのも納得です!
ただ、登山者が多いこともあり、遭難者も多い山です。今回も白馬大池周辺ですれ違った方が、小蓮華山で亡くなったようです。
自分もしっかり睡眠と食事をとって、万全な状態で登山に臨みたいと思います。
次は白馬三山を登って欅平に行きたいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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