新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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針ノ木岳・蓮華岳 2日目 ~ 針ノ木雪渓 → 柏原新道 周回 1泊2泊 テント泊登山 ~

      2020/06/08

9月の敬老の日の3連休に北アルプス 針ノ木岳・蓮華岳に登ってきました~。

扇沢から蓮華岳に登った翌日は、針ノ木岳に登り種池山荘まで縦走しました。

扇沢を中心にぐるっと回った今回のルート、岩稜が続き針ノ木岳以降は常に立山と剱岳が見えるので、これぞ北アルプス!といった道が続きます。

初日が短く2日目が長くなるのが難点だけども、山にどっぷり浸かれるルートでした!

「針ノ木周回 2日目」

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<コースタイム>
2019/9/14
針ノ木峠4:55→針ノ木岳5:45→スバリ岳6:45→赤沢岳8:20→鳴沢岳9:15→新越山荘9:45→種池山荘11:45→休憩~12:30→扇沢13:55

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1.ルート

扇沢からぐるりと回る今回のルート。
下の地図で青線が初日で緑線が2日目。
初日は針ノ木峠まで針ノ木雪渓沿いに上がり、針ノ木小屋でテント泊。テントを張って蓮華岳までピストンしました。
2日目は針ノ木小屋から標高2,500m越えの稜線歩きです。人が多くなく、静かな充実した山歩きができました。

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 鹿島槍・五竜岳 (山と高原地図 36)

 

2.山行記録

初日の記事はこちら

2日目は3時半に起床。朝ごはんを食べてテントを片付けて、5時前に出発!テントを張っている小屋からだとご来光は見えないので、太陽が上がる前に急ぎ登ります。

上のテント場まで上がるとだいぶ空が明るくなってきました。山頂がスプリットした爺ヶ岳(真ん中)と鹿島槍ヶ岳(左)。シルエットで同定ができる名峰達です。

南には槍ヶ岳穂高。こちらもよくわかるシルエットです。

そして南東には日本一 富士山!朝焼けのグラデーションをバックに、尊い姿を見せてくれました。雲海 久しぶりに見たなぁ。
右は南アルプスで、左は八ヶ岳。やっぱり山の朝っていいですよね!

太陽が昇るにつれ、刻一刻と見た目が変わる朝の山。見ていて飽きません。

5分ほど登ると針ノ木小屋の上のテント場に到着。小屋まで遠いのでできれば小屋付近のテント場に張りたいところ。結構斜めです。

テント場の奥には目指す針ノ木岳。斜面をトラバースしながら登って行きます。

降り帰れば昨日登った蓮華岳から朝日が上がってきました。雲海から出る朝日は神々しいです。

ルートはこんな感じに岩々しいです。北アルプスっぽい荒涼感がたまらん!

針ノ木岳とスバリ岳の間にはピンクに染まる剱岳が見えます。稜線まで上がれば凄い景色が待っていそう。

小屋から見ると険しそうに見えていた針ノ木岳ですが、見た目ほどは難しくない道です。

登り始めて50分、針ノ木岳に到着!

時刻は6時前。まだまだ朝の空気です。雲海の先に槍ヶ岳

鷲羽岳や薬師岳も赤く染まっています。

山頂で10分ほど景色を眺めていると、明るくなってきました。西には立山剱岳。青々としたこの時期もかっこいい!

立山の麓には黒部湖。この年こそは下ノ廊下歩きたかったんだけどなぁ。

南東には雲海から富士山八ヶ岳が頭を出しています。下界からは見えないのに山の上は晴れてるって不思議な感じです。

宇宙を感じさせる空の青さ。やはり山は朝でしょう!

そして北側にはこれから歩く稜線が連なっています。アップダウンが多く歩きごたえがありそうだ!
奥には後立山連峰の名山達が見えます。ずらーっと白馬岳まで繋がっていて、壮観です!

爺ヶ岳から唐松岳は未踏の稜線なんです。日本海まで歩き通したいなぁ。

最後に山頂の360度画像をどうぞー。小屋泊で針ノ木岳まで登られる人も結構いました。

針ノ木岳 – Spherical Image – RICOH THETA

一息ついたところで、先へ進みます。ここからスバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳と2,500m越えの稜線歩きがスタートします!
岩肌が朝日に照らされ輝いている!

まずはガレガレの下り道を一気に下ります。登り返しが見えている下りはキライ…

100mほど下り見上げるとかっこよさが増すスバリ岳。険しくてゴツイです。

下から見上げると、どこを登るんだ?と思いますが、道は明瞭。写真だと厳しく見えるけど、危険な箇所はなかったです。

針ノ木岳から40分ほどでスバリ岳に到着!西側が開けていて立山が丸見え!

南を振り返ればさっきまでいた針ノ木岳。こちらもなかなかにゴツイ!

さてさて、まだまだお楽しみの稜線は続くので先へ進みます。次に目指すは赤沢岳。

ここまでの道とは変わり、なだらかな箇所が多くなります。こういう稜線大好き!

途中、注意の看板あり。

気を付ける場所はこの縦に登る岩場ぐらいです。石が落ちるので間を開けて進みましょう。

だいぶ端折っていますが1時間半ほどで赤沢岳に到着。この間ずっと立山&劔を眺めながら歩けるので、心理的には疲れない!

とはいえ、久しぶりのテント装備。体力は減って行きます(笑)

お次は鳴沢岳へ向かいます。鳴沢岳を超えた鞍部に新越山荘があります。ジュース飲みたい!

これまでの岩稜の道と異なりハイマツが増えてきました。アップダウンもゆるくこの辺りは歩きやすかったです。

鳴沢岳の直下に扇沢から黒部ダムに通ずるトローリーバスのトンネルが通っています。
この稜線の1,000m下にトンネルが通ってるんですよね。日本の土木技術ってすごい…南アルプスのリニアトンネルも無事に通せることを祈ってます。

それにしても立山の存在感が凄い…立山を眺める場所としては最適ですよ、この稜線は。

赤沢岳から45分で鳴沢岳に到着。ここから先は進路が東になり、立山・剱岳とはここでお別れ。ここまでの道中、勇気づけてもらいました!

標高が2,500mを切ると、木が増えてきました。そしてガスも出てきました。

新越山荘までは下り基調なので、スイスイと進みます。水が切れてきたので、補給がしたい!

9月中旬なので花の時期は終盤ですが、リンドウが咲いていました。

鳴沢岳から30分、新越山荘に到着!ロケーション的には決してメジャールートにあるわけではないけど、静かで雰囲気よさげな小屋でした。人が少ないっていいよね(笑)

そしてコーラでエネルギー補給!山で飲むコーラは下界の10倍は旨い!今日のルートはだいたいここで半分です。おやつを食べて小腹を満たします。柿の種大好き人間ですw

ここから先もまだまだアップダウンがあります。岩小屋沢岳が最後のピークらしいピーク。

そして徐々にガスってきました。昨日今日と十分に晴れてくれましたよ。北アルプスをチョイスしてよかった。

ここまで来ると鹿島槍ヶ岳がだいぶ近づきます。ガスの切れ間からたまに見える景色が癒しです。新越山荘から種池山荘までコースタイム2時間半ですが、特段見どころがなくガスの中だったので省略!

種池山荘の手前には小屋のテント場がありました。3連休の中日だけあり、昼前にも関わらずめちゃ混んでます。モンベル率高し!

北アルプスの中ではこのテン場はアクセスがいい場所にありますもんね。テント初めて割と初期に来る人が多いのかも。

そしてこちらが種池山荘。これまでの道とは打って変わり、人がめちゃくちゃ多い!ここに泊まって爺ヶ岳に登る人が多いんですね。(メジャールートにも拘らず、私は歩いたことありません笑)

ここの名物がこちらのピザ!若干シャリバテだったので、炭水化物が体に染みました。
(山友さんは新越山荘で初めて飲んだENERGYコーラにハマったらしく、また飲んでますw)

腹が膨れたら下山に取り掛かります。このまま鹿島槍ヶ岳や五竜岳まで縦走したいけども、今日は降ります。
扇沢までは標高差 約1,000mの下り。適度な斜度で歩きやすい道でした。ちなみに秋にここを登り唐松岳まで縦走する予定でした。

道中あまり見どころなく、無心に降りて行きます。途中で扇沢が見えるけどまだまだ遠い…

写真撮り忘れましたが、1時間15分で下山完了。下山口は扇沢から10分ほど下った場所にあります。

山友さんより先に降りてきたので扇沢まで戻り、車をピックアップして迎えに行きました。扇沢で飲んだ下山後のコーラがこれまた旨い!

その後、薬師の湯で汗を流し(混んでた…)、夕食を大町市のカイザーで食べました。

こちらの名物は鹿肉ジビエ料理!(正直、牛肉の方が美味しいのは内緒w)

お腹いっぱいになってから帰りました~。

 

3.あとがき

久しぶりの北アルプスの縦走、景色に山歩きにと満喫できた2日間でした。

折角北アルプスまで来たら、ピストンだけではもったいない!皆さん縦走しましょ!
そして北アルプスはまだまだ未踏の山域が多いなと思った2日間でした。もっと行かないとなー。

 

4.装備/持ち物

ウェア
種類 持ち物 使用
シャツ 白馬小屋で購入したシャツ
ソフトシェル パーカ mont-bell ノマドパーカ
ソフトシェル パンツ mont-bell フリーライドパンツ
雨具 mont-bell ドライテック レインウエア
ダウン mont-bell スペリオダウンパーカ
靴下 mont-bell WIC.ウォーキング ソックス
ネックウォーマー mont-bell WIC.クール ネックゲーター
ギア/道具/食べ物etc

詳細はこちら→テント泊装備

種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
夏靴 mont-bell アルパインクルーザー 2500
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
テント モンベル ステラリッジ テント 4型
グラウンドシート モンベル ステラリッジ 4型用 グランドシート
シュラフ モンベル U.L.スーパースパイラルダウンハガー#3
マット THERMAREST Z Lite Sol Zライト ソル
ストック モンベル アルパインポール
ストーブ PRIMUS P-153 ウルトラバーナー
ガス缶 PRIMUS GAS CARTRIDGE ノーマルガス(小)
コッヘル snow peak トレックコンボ SCS-010
ライター 100円ライター
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ VAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
汗拭きシート エージーデオ24 クリアシャワーシート
食料 菓子パン4つ・すき焼き
飲み物 アクエリアス2L・水500ml
水筒 エバニュー ウォーターキャリー1.5L
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 鹿島槍・五竜岳 (山と高原地図 36)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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