新米パパの山ブログ

2012年から登山を始めた、新米パパのblogです。

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高妻山 ~ 戸隠牧場 周回コース 日帰り登山 ~

   

9月の第二日曜日に高妻山に登ってきました~。

百名山の中でもマイナーな部類に入ると思われる高妻山。
どこにあるかというと、長野北部の戸隠連峰にあります。
山域の名前になっている戸隠山は修験道や忍者やそばで有名ですが、戸隠連峰の最高峰は戸隠山ではなく高妻山です。
高妻連峰となっていないのは、麓からだと見えないし、隣の戸隠山が圧倒的にいかつい姿を曝してますからね。仕方ないかな(笑)

そんなひっそりと佇む高妻山ですが、北アルプスに近く山頂は開けているので展望は抜群です。
意外と(?!)登り応えと見所がある山でした~。

「戸隠連峰 最高峰 高妻山」

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<コースタイム>
2017/9/10
登山者用駐車場4:40→登山道分岐5:00→一不動避難小屋6:10→五地蔵山7:30→高妻山8:45→休憩~9:25→五地蔵山10:35→登山道分岐11:55→登山者用駐車場12:25

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1.ルート

高妻山を登るルートは、戸隠連峰を伝って行くルート一つだけ。
多くの人は戸隠牧場から弥勒尾根か一不動避難小屋経由で登ります。
弥勒尾根をピストンする人の方が多かったですが、ずっと樹林帯の単調な道なのであんまりオススメじゃないかな。
コースタイムもあまり変わらないので、周回するのをオススメします!
一不動避難小屋までの道は結構荒れているので、登りに使う方がよいです。

また戸隠山からも縦走できますが、コースタイムが13時間とちと長いんですよね。
スリル満点の戸隠山は次回ということで。(本当はコワイ)

今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 妙高・戸隠・雨飾 火打山・高妻山 (登山地図 | マップル)

 

2.山行記録

0時に府中本町駅で拾ってもらい、高速で信濃町ICへ。
高速を降りて30分ほどで登山者用駐車場に到着~。ここまで4時間かかりました。なかなか遠い。。
駐車場にはすでに結構な数の車がいました。皆さん朝早いですね。駐車場の前には綺麗なトイレありです。助かります!

コースタイム8時間越えなので、すぐに準備して4時半に出発!まずは戸隠キャンプ場や牧場の中を歩きます。
歩いているうちに段々と明るくなり、戸隠山が見えてきました。

実はここのキャンプ場は5年前に来たことがあります。
山を登っていなかった当時は、戸隠山は知っていましたが その隣に高妻山があるとは知らなかった。。
また来ることになるとは(笑)

20分ほど歩いて牧場を抜けると登山口です。暗くて写真が撮れなかったので、↓は帰りに撮った写真。右に曲がると弥勒尾根の登山口。帰りは右からここに戻ってくる予定。
登りはこの牛の脱走防止用の柵を超え、山の中に入って行きます。

ルートは大洞沢沿いに付けられています。雨上がりの時などは増水して登れないことがあるそうです。後ほど会った方が、1ヶ月前に来て流れが強すぎて諦めて帰ったと言ってました。

道は結構荒れ気味。現在進行形で川の流れで道が抉られてるのがわかります。流木も多数。ピンクテープを頼りに進みます。テープがないと迷いそうでした。

渡渉が何回もあります。写真はどこを渡ったらいいのか探しているところw 濡れた岩が滑るんですよ。。

進むにつれ傾斜が急になってきます。この水が流れるガレ場を歩くんですよ?!思ってた以上にハードな道でした。日帰りだからと舐めてた…流れの中を歩く感じが、北海道の斜里岳に似てます。

しばらく歩くと滑滝が現れました。滝横を上がっていきます。鎖がついてますが、使わなくてもなんとか登れました。

続いて出てくるのがこちらの帯岩。一枚岩をトラバースするように道がつけられています。

ここも一部なめ滝になっていて、滑ったら一気に谷底に…鎖があるのでご安心あれw

帯岩を通過してる途中に、咲いていたのがシラヒゲソウ。
なでしこに似てるから仲間かなと思って調べてみたら、全然違いました(笑)

帯岩を過ぎると滝が見えてきました。次はどこを進むのかな?と思ったら…

滝の横の岩に鎖が垂れてました。ここも濡れていて滑る…

鎖を登ると更に急坂になります。ここまで来れば稜線までもうすぐ。ここが頑張り時。流れの中を登ります。

途中このルートで唯一の水場 氷清水があります。稜線に近いのに流量があり、不思議でした。
マイルドでおいしかったです。

歩き始めて1時間半、一不動避難小屋に到着~。急な登りはここで一旦終わり。

小屋の内部はこんな感じ。…あんまり泊まりたくはないかな。小屋の脇には携帯トイレブースがありました。

登って来た東側を見ると、長野と新潟の県境の山々が連なります。ガスり気味ですなぁ。

避難小屋から南に進むと戸隠山です。ヘルメットを持った親子が向かってました。
自分はいつか戸隠山を登ることはあるのだろうか…

我々は北に向かいます。小屋のすぐ脇には一不動。山頂まで10ヶ所の祈祷の場があります。さすが修験道の山。最近 修験道の山ばかり登っている気が…剣山石鎚山大峰山

ここから稜線を歩くのですが、基本的に木に覆われています。

それでもちょこちょこ木がきれて景色が見渡せます♪
雲の中に隠れているのは飯縄山。麓には歩いてきた牧場が見えますね。

東側には新潟の山達。真ん中が先週登った苗場山かな?

北東には黒姫山。飯縄山も黒姫山も冬に登りたいなぁ。

景色を眺めながら歩いていると二釈迦に到着。ピークごとにカウントアップされるみたいです。ってことは山頂まで10個もピークがあるのね…

次の三文殊へ向かう途中、西側に見えたのが高妻山!思っていた以上に尖がっていてかっこいい姿!思わず興奮してしまったw 予想を超える景色が見れるとうれしいですよね♪

アップで一枚。鋭い三角形をしていて堂々とした風格です。登る前は懐疑的でしたが、この姿を見れば百名山なのも納得。写真右側から登って行くのですが、最後急そうだな…

直線距離だと近そうですが、稜線沿いに迂回して歩くのでまだまだ距離があります。
続いて三文殊。

こんな感じでポコポコと稜線上にピークがいくつもあります。一番奥が弥勒尾根コースとの合流地点の五地蔵山。

まずは手前のピークを登って四普賢。

ついで五地蔵。お腹が空いたのでパン休憩~。ザックを漁ってるところを撮られてたw自分はガッと登って、2時間に1回15分ぐらい休むのを繰り返して歩きます。
一緒に行った山友さん達は、歩きながら補給もして休憩なしで歩くタイプ。

…意見が合わない(笑) どっちがいいんですかね??
休むと動き出しがきついと言うけど、自分は大丈夫かなぁ。それより最初の歩き始めの1時間がきつい…

山ではパンをよく食べますが、最近はナッツ類にはまってます。この日はアーモンドを持ってきました。
美味しいけど高カロリーなので山でしか食べれません(笑)

自然の館 アーモンド 無塩 素焼き アーモンド 1kg

この時間になると、さっきまでのガスが取れ黒姫山がクッキリ見えました。
外輪山と中央火口があり不思議な形をしてますね。鳥海山に似てます。

そして北側には妙高山が見えてきました!!溶岩ドームが目立ちますな。

五地蔵から六弥勒はすぐでした。ここで弥勒尾根からのコースと合流~。弥勒尾根から登って来る人の方が多かったです。ここで出会ったご夫婦としばし歓談。

1ヶ月半前に来た時に、一不動のルートも弥勒尾根ルートも増水していて渡渉できず諦めて帰ったそうな。
急峻で岩がちなので、保水力がないのかな?

ここからもアップダウンが続きます。徐々に体力が削られていく…続いて七薬師。

そして八観音。アップダウンが続くこと言うことは、帰りも登りがあるわけで。。

ここまで来ると樹林帯を抜けます。高妻山が目の前に!こっち側から見るとずんぐりしてますね。

南側には戸隠山が見えます。雲がぶち当たってます。

北側を見ると頸城三山が間近にそびえます。右から妙高山・火打山・焼山。来月、登りに行く予定です♪

景色を眺めていると九勢至。ここからラストの登り!

標高差400m弱の登りがラストに待っています。
段々と急になり、結構な斜度。最後にこれはエグい…登っている人みんなきつそうでした。

こういう急な坂は止まらず遅くても一定のペースで登るよう心がけてます。急坂は一度止まると動き出すのがしんどいのでね。。
リンドウに癒されながら登ります。

坂を登りきると十阿弥陀。

ここまで来れば山頂までもうすぐ。ガレた道を行きます。

歩き始めて4時間、山頂に到着~。

山頂の標識の奥に見えるのは…北アルプスの山並み!!

ちょっと雲が多いけど、白馬が近くに見えます。ということは白馬に登った時に高妻山が見えてたのね。

白馬の南には鹿島槍ヶ岳や五竜岳や唐松岳など。今年の夏に縦走するはずだったけど、天気が悪く登れず…来年かなぁ。

槍ヶ岳穂高も見えました。キレットを見つけると、槍穂はわかりやすいです。わかりますかね?!

北側には乙妻山。高妻山からルートが着いています。乙妻山の左は雨飾山で、右奥は金山かな?

山頂の展望は抜群で、登ってきた甲斐がありました。
ですが、この後すぐガスって来ちゃいました…早めに登って正解でしたよ。

山頂でパンを食べたのち、下山します。九勢至まで戻って振り返ってみると、悲しいことに高妻山は雲の中。まだまだ登って来る人が沢山いたけど、みんな景色は見れたんだろうか…

その後六弥勒まで戻り、帰りは弥勒尾根で下山します。

弥勒尾根コースは、ほぼほぼチェックポイントなくひたすら樹林帯を下ります。
一不動側と比べればましですが、こちらも結構急です。このルートを往復するのは辛そう…

弥勒尾根に入ると同時に雲に包まれちゃいました。下り続けて標高1,400mぐらいまで降りてくると雲を抜けました。

途中、キノコぐらいしか見どころがない…

カエンタケも生えていたので、登る方はお気を付け下さい。

雲を抜けると晴れてきました。丹沢と言われれば信じてしまいそうな道です(笑)

ブナの大木まで来れば登山口までもうすぐ。

最後に渡渉をすればゴール!雨が降るとここが渡れないらしい。橋があってもいいのになぁ…

山頂から2時間半で牧場まで降りてきました。下界は晴れてました。

降りてきて戸隠山を見るとやっぱり雲の中。山は朝早く登るに限りますね!

馬などを見つつ、駐車場まで戻ります。平和ですな~。観光客もいっぱいいました。

途中、キャンプ場内のカフェフルーリーに立ち寄りました。

目的は牧場の牛乳を使ったソフトクリーム♪ 濃厚でサイズも大きく食べごたえありでした。行かれる方は是非食べてみてください!登山バッチもここで売ってましたよ。

そして12時半前に駐車場まで戻ってきました~。駐車場はほぼ満杯に埋まってました。

そしてこの日は、戸隠神告げ温泉で汗を流しました。
ここでお土産用の戸隠そばを買ったのですが、帰って食べたらめちゃ美味しかったです♪

その後、上信越道・関越道経由で帰りました~。
関越がめちゃ混んでましたよorz 何とかして…

 

3.あとがき

たまたま山友さんと予定が合い、意見が一致して登ることになった高妻山。
日帰り登山だからと気楽な気分で登ってみたら意外と登りごたえがありました。
登り返し含めると、累積の標高差は1500mぐらいあるのかな? そりゃ疲れますよね(笑)

弥勒尾根コースの方が楽に登れると思いますが、道が退屈なので往復で利用するのはオススメしません。
一不動のコースも荒れているので、どちらから登るにしても なかなかハードです。

調べてみると戸隠連峰の向かいの飯縄山からだとキレイに見えるみたいなので、いつか冬の高妻山を眺めに行きたいなぁ。
お隣の戸隠山は登ることはあるんだろうか…

 

4.装備/持ち物

ウェア
種類 持ち物 使用
シャツ 白馬小屋で購入したシャツ・荒川小屋で買ったシャツ
ソフトシェル パーカ mont-bell ノマドパーカ
ソフトシェル パンツ mont-bell フリーライドパンツ
雨具 mont-bell ドライテック レインウエア
靴下 mont-bell WIC.ウォーキング ソックス
帽子 montbell フィッシングハット
ギア/道具/食べ物etc
種類 持ち物 使用
ザック OSPREY ケストレル48
夏靴 mont-bell アルパインクルーザー 2500
ヘッドライト ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ
カメラ OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット
スマホ Xperia GX SO-04DVAIO Phone A
モバイルバッテリー Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー
腕時計 LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計
ツェルト mont-bell ライトツェルト
食料 菓子パン・ナッツ
飲み物 アクエリアス2L・水500ml
日焼け止め ニベアサン プロテクトウォータージェル
地図 山と高原地図 妙高・戸隠・雨飾 火打山・高妻山 (登山地図 | マップル)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。


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