晩秋の白山 ~ 砂防新道 ピストン 日帰り登山 ~
2020/06/25
11月の第一日曜日、白山に登ってきました~。
白山は北陸随一の名峰であり、白山信仰の総本山でもあります。富士山・立山とあわせ日本三霊山とも呼ばれており、雰囲気は同じく信仰の山である鳥海山や御嶽山に似ています。
最近は噴火していませんが火山のため、山頂は火口が点在する美しさと荒々しさが共存する景色が広がります。
これまで色んな山に登って見てきた白山。さて、どんな景色が待っているか楽しみに登ってきましたー。
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<コースタイム>
2019/11/3
別当出合駐車場6:05→中飯場6:45→甚之助避難小屋7:50→室堂9:15→御前峰10:05→休憩~10:35→別当出合駐車場13:10
1.ルート
古くから登られている白山。沢山のルートがあります。
今回は最もオーソドックスな別当出合から砂防新道でピストンしました。
スケールの大きい白山、日帰りで登るのはもったいないので南竜山荘でテント泊したかったですが、この時期はすでにClose。
仕方なく日帰りとしました。
今回使用した地図はこちら↓
山と高原地図 白山 荒島岳・能郷白山・金剛堂山 (山と高原地図 44)
2.山行記録
今回は北アルプスに行く予定を立てていましたが天気がイマイチだったので、急遽白山へ目的変更!ほんとこの年は天気が思い通りに行かなかったなぁ。
前日は富山で回転寿司を食べたり観光しつつ石川県入りしました。
その後、一ノ瀬ビジターセンターで車中泊。地元スーパーで買ったイカを焼いたり、キノコ鍋を食べて翌日に備えました。
フォレスターを買ってから初めて車中泊したけど、後席を倒せばゆったり横に慣れるので、ハマりそうw
翌日は4時半に起床、朝ごはん食べて別当出合の駐車場に着いたのは5時半。既にかなりの数の車がいました。翌週以降、駐車場が閉鎖されるので、この日がシーズン最後の週末でした。
この駐車場 横幅が狭かった…最近の車ってモデルチェンジすると大型化する傾向にあって、古い駐車場だと幅が合わないんですよね。。
10分ほどで別当出合に到着。登山相談所がありました。トイレと水場もあり。
白山の記事でよく見るのが登山口にかかるこの吊り橋。下に流れるは白山から流れ出す手取川の源流。
橋を渡ると登山道の始まり始まり。橋を渡ると砂防新道、渡らず左へ行くと観光新道です。
そうそう、今まではいていた登山口のソールが剝れてきたので、新調しました!前回新調したときは尾瀬に行ってめちゃくちゃ靴擦れして苦労しました。。今回は普段の通勤で履いて慣らしたおかげか、靴擦れは大丈夫でした。
履いている靴はこちら。古い靴は2回目のソール貼り替えに出しています。
序盤はゆるゆると標高を上げていきます。もう山の紅葉は終わりの季節ですね。
別当出合から登る場合、台地になっている弥陀ヶ原まで登り、そこから再度 平らな室堂へ上がって、その先に御前峰があります。3層の段上となっています。まずは弥陀ヶ原まで登るのですが、なかなかに遠い…
急な箇所はないけど距離が結構あります。
30分ほどで中飯場。トイレがありますが、すでに閉鎖されていました。この距離で立派なトイレがあるってことは、シーズン中は沢山の人が登るんでしょうね。
振り返れば経ヶ岳が朝日に照らされています。あそこから白山を眺めたい。(下山するまでずっと荒島岳と思ってたのは内緒w)
見どころなく飛ばしますが、歩き始めて1時間45分、甚之助避難小屋に到着。小屋の中にトイレありです。ここでパン休憩~。綺麗な小屋ですね。二階に冬期用の入り口があるということは、雪がある時期も登る人がいるんですね。…雪の時期に来たい。
ここで標高2,000mほど。樹が無くなり展望が開けてきます。さすが豪雪地帯。豪快な崩壊地の向こうは別山。
避難小屋の少し先に綺麗な水場。この時期は止まってましたが、設備が充実した山ですね。
振り向けば水墨画のような世界。この日の天気は曇り。ご覧の通り高曇りで晴れ間は望めないか…
人を含めるとスケールの大きさが伝わりますかね。とにかく白山は山域がでかい!八ヶ岳ぐらいありそう。
トラバース中にはいくつか水場があります。こちらは延命水。ちょろちょろしかでてなかったけど味はまずまずでした。(延命水って山によくあるよね笑)
そして急激に景色が変わります!笹が茂る平和なフィールドが広がります。ここまではガレガレだったのに…Gapが凄い。
台地の上に出ましたね。ようやく山頂が見えてきました。
笹原からもう一段登ると白山室堂。さすが日本三霊山だけあってめちゃめちゃでかい。白馬岳頂上山荘ぐらいありそう。
シーズン中はどのくらいの人出何だろう?
周りを見渡すと気づかぬうちに御嶽山がいました。こんなに近いんですね~。そういえばこれまで何度となく他の山から白山を見てきました。
小屋には冬期小屋もあり。やはり冬も登る人いるんですね(いいなぁ)。この日ここに泊まっていた人と話したところ、なかなか快適だったとのこと。
小屋の裏には神社、その奥には白山最高峰 御前峰。ここに来て晴れてきたー!!
さて、ようやくラストの登り。山頂からの景色が楽しみで、足が軽くなります!
御前峰まで登ると爆裂火口跡が見えます。奥には大汝峰と手前に翠ヶ池。見える池はすべて火口の跡らしいです。
アップで見るとすり鉢状に見える翠ヶ池。余裕があればお池めぐりがしたかったけど、疲れたのでやめました(笑)ここまで登山口から標高差1,440mあるので、そこそこの強度ですよ。
東を向けば北アルプスがずらっと並んでいます。写真だとわかりづらいですが、槍ヶ岳・奥穂高・白馬と主な山は認識できました。望遠レンズ持ってくればよかった。
穂高連峰から少し離れた乗鞍も目立ちます。もう積雪してますね。その右奥には八ヶ岳連峰。
北陸から山を眺めることが初めてなので、頭の中で日本地図を思い浮かべて山座同定していますw
そして御嶽山がデカイ!わかりやすい形をしております。その左は南アルプスですね。
北に目を移せば日本海。海が見えるって山っていいです。
手前の市街地は加賀市かな?日本って山がちだから面積の割に住める土地って少ないよね。
南には別山。荒々しい御前峰と比べてたおやかな稜線です。いつか歩いてみたい。
最後に360度画像をどうぞ!荒涼とした感じが伝わりますかね?
山頂にはお社があります。全国にある白山神社がここから広がっていると思うと不思議な感じ。
山頂からは室堂が見渡せます。台地上になっているのがよくわかります。それにしても小屋がデカイ!
奥には荒島岳も見えます。なかなか訪れる機会がない山域だけど登りたい山は沢山あります。
30分ほど休憩したら来た道を戻ります。
かなり省略していますが、下りは2時間半で別当出合まで戻ってきました。
今回歩いた砂防新道は面白い道ではなかったけど、山頂でいい景色見れたし、久しぶりにこってり疲れたので充実した登山でした。
その後、登山口に繋がる県道を戻ったところにある白峰温泉で汗を流しました。
10年ほど前に福井・石川に旅行した時に来たことがある温泉でした。この奥に登山口があって再訪することになるとは当時思わなんだ。
その後、勝山市でご当地名物ソースカツ丼を食べて、帰路につきました。
3.あとがき
白山は山頂直下まで施設が沢山あって、行程は長いけど登りやすい山と感じました。
今回はもう雪が降り始める11月の頭に登ったので、それほど人はいないと思ったのですが、結構いましたね。
シーズン中は多くの人で賑わいを見せるんでしょうねー。
白山は花の山でもあるので、また時期を変えて訪れたいです。
4.装備/持ち物
ウェア
詳細はこちら→無雪期装備 ウェア編
種類 | 持ち物 | 使用 |
ソフトシェル パーカ | mont-bell ノマドパーカ | 〇 |
ソフトシェル パンツ | mont-bell フリーライドパンツ | 〇 |
フリース | mont-bell クリマエア ジャケット | |
ダウン | mont-bell スペリオダウンパーカ | |
グローブ | 軍手 | |
靴下 | mont-bell WIC.ウォーキング ソックス | 〇 |
帽子 | montbell フィッシングハット | 〇 |
ギア/道具/食べ物etc
種類 | 持ち物 | 使用 |
ザック | OSPREY ケストレル48 | 〇 |
夏靴 | トレッキングシューズ メンズ | 〇 |
ヘッドライト | ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ | |
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキット | 〇 |
スマホ | Xperia GX SO-04D VAIO Phone A |
〇 |
モバイルバッテリー | Poweradd Pilot 10000mAh モバイルバッテリー | |
腕時計 | LAD WEATHER 高度計/気圧計/温度計/天気予測 時計 | 〇 |
日焼け止め | ニベアサン プロテクトウォータージェル | 〇 |
地図 | 山と高原地図 白山 荒島岳・能郷白山・金剛堂山 |
〇 |
ツェルト | mont-bell ライトツェルト | |
飲み物 | アクエリアス | 〇 |
食べ物 | 菓子パン4個 | 〇 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。
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